こんにちは、、ゆきです!アメリカ東海岸のとある田舎で駐在妻してます。
アメリカ東海岸の観光地といえばニューヨーク、ボストンなどが思い浮かびますが、地元アメリカ人に人気の観光地といえば…ボストンの東側にある力こぶ型の半島ケープコッド!この半島の南にあるのが高級リゾート地として有名なナンタケット島です。
ナンタケット島はかつて捕鯨で栄え、当時の面影を残すレンガ造りの建物や石畳の道が美しい島で、灯台を横目に砂浜でのんびりしたり、小さな島ですがブルワリーもあり離島ビールまで楽しめちゃう夏のお出かけにおすすめの観光地です。
この記事では、「アメリカならではの夏の過ごし方をしてみたい」「地元民に交じってバカンスを楽しんでみたい」、という方におすすめ1日で楽しむ!ナンタケット島観光スポットを紹介します!
この記事でわかること
- 【ケープコッド半島】概要・離島へのアクセス
- 【モデルルート】1日で周るナンタケット島の歩き方
- 街中散策
- 有名な灯台:ブラント・ポイント
- 離島ブルワリー:Cisco Brewers
ケープコッド半島自体も、あのケネディ大統領の別荘があったり、歴代大統領や映画俳優が避暑に訪れたりと大人気のリゾート地です。ホエールウォッチングやカヤックなどのアクティビティも盛んで、こちらの旅もおすすめです。合わせてご覧ください!
ケープコッド半島
2つの人気リゾート島
ボストンから車で1時間、マサチューセッツ州の東にある力こぶ型の半島Cape Cod。このケープコッド半島の下にNantucket島(右)、Martha’s Vineyard島(左)があります。
どちらの島もリゾート地として人気の場所で、アメリカのサイトでは「マーサズ・ビンヤード島 VS ナンタケット島、どちらに行くべきか」なんて記事がたくさん出てきます(笑)英語サイトによると各島こんな特徴があるようです。
ナンタケット島
- 19世紀、捕鯨で栄えた文化を残す小さな街
- 平坦な土地が続く小さな島のため自転車で周れる
- 石畳の道、歴史建造物が並ぶ美しい街並み
マーサズ・ビンヤード島
- ナンタケット島の2倍の大きさ、より賑やか
- 砂浜、丘陵地、崖や森があり自然の表情が豊か
- レストラン、バー、ナイトライフも楽しめる
ざっくりと言うと、ナンタケット島は予定を詰め込まずのんびり過ごしたい人におすすめ、マーサズ・ビンヤード島はビーチや海、アクティビティやナイトライフも楽しみたい人におすすめという雰囲気のようです。我が家はのんびり過ごしたい派のためナンタケット島に行くことにしました。
ナンタケットという名前もなんとなく面白く惹かれました
島に泊まる場合はお早めに
我が家は8月、ケープコッド半島ドライブ旅の途中でナンタケット島に日帰り観光してきました。本当は宿泊したかったのですが、旅行計画を練り始めた4月の時点ですでに手ごろなお値段のホテルはない…。8月の週末は1泊$1,000超えもざら、単なるB&Bでも1泊$500を超えていてホテル代高すぎ⚡これでは我が家のお財布は耐え切れないと判断し、島での宿泊は断念しました。
ケープコッド周辺は夏に大人気のリゾート地というだけあって夏は混雑しますし、本当に高いです。ナンタケットは静かな島と紹介されている記事も多いですが、それでも8月は人が多く、レストランやアイスクリーム屋さんに行列ができるなどかなり賑わっていました。ナンタケット島を含め、ケープコッド半島周辺で宿泊旅を考えている方、計画はお早めに!
早く計画するほど価格は安く、選択肢は増えるのがアメリカですよね~
アクセス
フェリーで行く
ナンタケット島に1番近い本土の港はケープコッド半島のHyannis。ここから2種類のフェリーが出ています。
ハイアニスからナンタケット島までは高速フェリーで片道1時間のため1日で十分往復できます。The Steamship Authorityは車で乗船できるフェリーもあり、この場合は片道2時間15分かかります。時期によって運賃やスケジュールが変わるため詳細は各社ホームページを確認してみてください。
その他、ハイアニスの西側、同じくケープコッド半島にあるHarwichからもフェリーが出ていて、片道80分でナンタケット島に行けます。
ニューヨークやニュージャージからは、途中マーサズ・ビンヤード島に立ち寄りナンタケット島までクルーズ船もあります。これは片道6時間近くかかるのでかなりのゆっくり旅。ナンタケット島に行くまでの船旅を楽しむのもまた良いバカンスかもしれません。
我が家はハイアニスから高速フェリーで日帰りしました。ナンタケット市街を周るくらいであれば車が無くても楽しめます
飛行機で行く
ナンタケット島には空港もあり、ボストン、ハイアニス、マーサズ・ビンヤード島などの周辺都市に加え、ニューヨークやワシントンDCから飛行機で向かうこともできます。年間通じて運航しているのはCape Airでボストンからは1時間足らずで行けます。
ジェット・ブルー、デルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空は季節就航していて(基本は夏)、ニューヨークやワシントンDC、シカゴ、ダラス、西海岸などの主要都市からも飛行機で行くことができます。発着都市や発着期間は航空会社によって異なるので詳しくはホームページをチェックです。
小さな島の空港ですが、マサチューセッツ州で2番目に利用者が多い空港だそうです~
ナンタケット島の歩き方
- 8時15分フェリーでナンタケット島へ
ハイアニス発 ナンタケット行
- 9時30分到着、ぶらぶら街散歩
- 11時30分ランチ
- 12時30分ブルワリーへ
おすすめ!Cisco Brewers
- 16時街中に戻り再び街散歩
お土産を見たり、カフェでまったり
- 18時フェリーでハイアニスへ戻る
ナンタケット島観光のメインは街散策とブリュワリー。きれいな街並みや港をぶらぶらしながら、小物屋さんやお土産屋さんをのぞいていたらあっという間に時間が経ってしまいました。街中には捕鯨博物館や、島の伝統工芸品である手編みの籠ナンタケットバスケットの美術館などもあります。歴史や文化に興味がある方はこちらもおすすめ観光スポットです。
フェリーに乗船
我が家はThe Steamship Authorityの8時15分発のフェリーに乗りました。7時30分にフェリー乗り場に到着するとまだがらがら…、気合を入れ過ぎました。The Steamship Authorityの建物の前や裏手に駐車場があるのでここに車は停められます。
チケット売り場の建物の中にはベンチやトイレ、コーヒーを買えるスタンドなどもあるので早く着きすぎても大丈夫です。8時近くになると人が増え乗船場所で列ができ始めたので私たちも移動。フェリーは時刻通りに出発しました。
平日だし激込みではないよね~と思っていたら甘かった。全席埋まるくらいの混雑で、フェリーの2階や窓際の席はすでに埋まっていました。中には席がなく立っている人もちらほら…。リゾート地には平日も何も関係ないんだなと痛感。約1時間の船旅ですので席確保のため、ある程度余裕をもって出かけるのがよさそうです。
ナンタケット島の街
街中をぶらぶら
フェリーに乗ること1時間、ナンタケット島に到着しました。街に入るとさっそく自転車を借りる人、軽食・カフェに並ぶ人でフェリー発着場の前の道は大にぎわい。とりあえず皆街中に向かうため、歩行者、自転車、バイク、車の大渋滞が起きていました。
それにしてもあいにくの天気💧ケープコッドに来てからなかなか天気に恵まれないのですが、特にナンタケット島は「Grey Lady」というあだ名がつくくらい曇りや霧が多い場所だそうです。ニューイングランド地方は天気が変わりやすいのもまた特徴なので、晴れることを祈りつつ街散策へ出発です。
小さい街なのでフェリー乗り場から5分も歩けば賑やかな街の通りにつきます。歩く人みんな海モチーフのアクセサリーやリゾートワンピ、ポロシャツに短パン姿とバカンスを楽しむ準備万端。しまった、もっとリゾート感あふれる服でテンションあげるべきだったと反省しました。街中は雑貨屋さんやギャラリーが多く、お店めぐりが楽しいです。
どこのお店も海や魚をモチーフにした雑貨やお土産がたくさんあり、青や白、木の目で統一されたお店を見てるとおしゃれ過ぎてどんどんほしくなる…。観光地定番のナンタケットロゴが入ったマグカップやTシャツもたくさんありました。
せっかくなので島の伝統工芸品であるナンタケットバスケット欲しいなぁ~なんて思っていたのですが、小さな籠で$3桁しているのを見て目が飛び出ました!全て手で編まれるという籠は、やはり桁違いのお値段!あのオードリー・ヘップバーンも愛用したというバスケットで憧れたのですが彼女はすさまじく遠かった…。
おすすめカフェ・レストラン
疲れたときの休憩におすすめなのがこちら、Handlebar Cafe。中心から歩いて行ける距離にありますが、街の端にあるのでちょっとにぎわいは落ち着きゆっくりできます。
住所 | 15 Washington St, Nantucket, MA 02554 |
時間 | 月~土:7時~16時 日曜日:8時~16時 |
ホームページ | https://handlebarnantucket.com/ |
あまりお店は大きくありませんが店内とテラスに数席ずつテーブルがあります。歩き疲れた体に甘いチャイラテとクッキーが染みる~。店内でコーヒー豆やマグカップなども販売しており、パッケージがかわいくて缶入りコーヒー豆を衝動買いしてしまいました。我が家は浅煎りコーヒーが好きなのにダークローストを買うという…完全にパッケージ買い(笑)
おすすめのランチスポットはCharlie Noble。ロブスターやナンタケット島のオイスター、この辺りで獲れるブルーフィッシュというお魚など、離島らしいシーフードが楽しめるお手頃レストランです。詳細はこちらの記事をご覧ください。
ブラント・ポイント・ビーチ
ナンタケットの街中から歩いて行けるビーチがBrant Point Beach、徒歩20分ほどです。街中を通り砂浜を目指して歩く途中には高級ホテルやレストラン、一棟貸しのスイートなどが立ち並びます。小さな骨董品屋さんやアクセサリー屋さんもあるのでちょっと立ち止まってのぞくのも楽しいです。
港が近いので船がひっきりなしに往来したり、ヨットサーフィンする人がいたり、景色がころころ変わり飽きません。砂浜にある小さな灯台の写真を撮る人や浜釣りする人、そして水道水のように冷たい海なのに泳ぐ人(⁉)もいて、皆それぞれ夏を楽しんでいます。
一方我が家は砂浜で猛烈な睡魔に襲われていました。というのも波に弱い我々は、アメリカで買った酔い止めを初めて服用したんです。その副作用のせいか頭が重く、ビーチまでもだるい体を引きずりながらやっとの思いで歩きました。もう動けない…、横になりビーチで20分ほど寝てしまいました💧キケン行為ですね、どんな時も貴重品には要注意です⚠
フェリーはほぼ揺れないので薬を飲まなくても大丈夫だと思います
我が家は翌日ホエールウォッチング船に乗る予定があったため、お試しでフェリーに乗る前に薬を飲んでみました~
シスコ・ブルワーズ
お酒好きならばぜひ立ち寄りたいのがCisco Brewers。市街地から車で10分ほどの距離がありますが、ナンタケット島に醸造所を置くブルワリーでご当地ビールが楽しめます。クジラや砂浜など海をモチーフにした名前のビールがたくさんあり、外のテラスで一杯飲むのもよし、おしゃれなデザインのビールを買うのもよし、おすすめ観光スポットです。詳細はこちらの記事でまとめています。
まとめ
この記事では1日で楽しむ!ナンタケット島観光スポットを紹介しました。
- 夏は「静かな島」が一変、リゾート客が集まる
- レンガ造りの建物・石畳が美しい古き良き街
- ナンタケットシーフード・ビールは外せない
1日あれば主な観光スポットは訪問できる小さな島です。蔦が這う赤レンガの建物に石畳の道、白がまぶしい高級ホテルが並ぶ美しい街で、小物屋さんやギャラリーなどをのぞきつつ散策するのがとても気持ちいいです。
東海岸北東部のため夏でも暑すぎず、爽やかな海風が吹いて過ごしやすいです。静かなナンタケット島も夏は観光客で大にぎわいですが、今年はアメリカ人流にケープコッドの離島リゾートに出かけてみてはいかがでしょうか?
ここまで読んで頂きありがとうございます。
この記事がお役に立てれば幸いです☺
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