こんにちは、グンマーOLのゆきです。
この記事では、厄除け、厄落としをしたいという方にオススメ、京都の晴明神社の参拝レポートをお届けします!
この記事でわかること
- 【写真たっぷり】晴明神社の参拝レポート
- 【概要】ご由緒・安倍晴明公の逸話
2022年8月に晴明神社にお参りしてきました。この時期は境内に植えられたたくさんの桔梗が咲き誇りとてもきれいでした。
晴明神社
アクセス
京都駅から見て北にあります。バス停が神社の目の前にあるので、バスで行くのが便利です。
所在地 | 京都市上京区晴明町806 |
電車 | 地下鉄烏丸線「今出川」駅より徒歩約12分 |
バス | JR京都駅より9番 阪急 烏丸駅、地下鉄市場駅より12番 「一条戻橋・晴明神社前」下車、目の前 |
タクシー | JR京都駅前より約20分 |
参拝時間 | 9:00~17:00 (授与所は16:30まで) |
参拝料 | なし |
ホームページ | https://www.seimeijinja.jp/ |
ご由緒
ご祭神は安倍晴明公。漫画・映画になった陰陽師として有名ですが、平安時代中期の天文学者だったそうです。暦学、天文学の知識をもとに星や雲の動きを観察し、都や朝廷の地異を占いました。呪術や吉凶判断の力で多くの民を救ったことで信頼を集め、6代の天皇の側近として仕えたそうです。
85歳で亡くなった後は、一条天皇によりその功績が称えられ、晴明公の屋敷跡に現在の晴明神社が建てられました。晴明神社の御利益は、魔除け、厄除けです。「晴明公にお祈りすれば、霊のご利益で様々な災いから身を守り、病気や怪我が治る」と伝えられています。
晴明神社に参拝
今回初めて晴明神社に行ってきました。陰陽師や式神と聞くとなんとなく怖いイメージがありこれまで避けていたのですが、京都に行った際ふと「晴明神社行ってみようかな」という気になりお参りしてきました。
一の鳥居
「一条戻橋・晴明神社前」でバスを降りると目の前に晴明神社の一の鳥居があります。鳥居には神社の名前ではなく五芒星が描かれています。
五芒星は陰陽道の基本「木・火・土・金・水」の5つの要素を表しており、魔除けに使われるそうです。晴明神社ではこの五芒星を神社の紋様に定めているのですが、神社名ではなく神紋が描かれている鳥居も珍しいそうです。
ちょうど12時に神社につきました。人が次から次へと出てくるところを見ると、やはり有名な神社なのだなぁと実感。有名神社に来た感動もそこそこに、土砂降りで大変でした💦晴明神社に行こうかと外に出た頃から急に雨が降りだし、大粒の雨がザーザー降ってきていました。
大雨だったので足早に通り過ぎてしまったのですが、本殿までの間に式神像、お土産などを売っている桔梗庵という小さいお店などがあります。
境内
大雨のなか参拝かぁ…と思っていたのですが、ありがたいことに二の鳥居をくぐり境内に入ると晴れてきました✨
上賀茂神社や下鴨神社のように大きな神社ではありませんが、静かできれいな境内です。創建当時の晴明神社は西は黒門通り、南は中立売通まで敷地がありもっと広かったのですが、応仁の乱以後の荒廃で今の敷地面積になったそうです。
晴明井
二の鳥居を入った右手に井戸があります。なんでも晴明公が念力を使って湧き出させた井戸だとか。
井戸の周りに12支が書いてあり、方角を示しています。水が出る口の向きは毎年の恵方に合わせて変えられるそうで、訪問時は子(ネズミ)寄り=北寄りの方角を向いていました。この井戸水には病気平癒のご利益がありますが、訪問したときは水は湧いていませんでした…。コロナのせいで止められていたのかもしれません。
本殿・安倍晴明公像
本殿は境内の最奥にあり、塀で囲われているので直接中を伺うことはできません。安倍晴明公の像の横に参拝所があったのでそこからお参りしました。
境内にたくさん植えられている桔梗も見どころの一つです。桔梗は花の形が五芒星に似ていることから晴明神社とゆかりがあり、神社の五芒星の紋様も晴明桔梗印と名付けられています。境内の桔梗は毎年6月中旬から秋のはじめが見ごろです。桔梗が開花している時期限定の桔梗守も販売されます。
そういえば晴明神社に来て思い出したのですが、私、厄年でした💦初詣の時は「今年は気をつけなきゃな~」と思っているのに忘れてしまうものですね。このタイミングで厄除けの御利益がある晴明神社に来ることができてよかったです。
数え年で以下の年齢が本厄、その前後の年が前厄・後厄です。
男性:25歳・42歳・61歳
女性:19歳・33歳・61歳
数え年とは、1月1日の年齢に+2歳、その年の誕生日で迎えた年齢に+1歳した年齢です。
厄年を忘れていたというのはある意味幸せなことだなと思い、感謝を伝えました。
御神木・厄除桃
参拝所の向かって右側に御神木と厄除桃の像があります。
御神木は樹齢300年の楠。昔は虫よけなどに使われた木で、この御神木にも「除ける」力があるそうです。桃は魔除け・厄除けの果物といわれ、桃を投げつけて魔物を払った逸話などが残っています。自分の厄や悪い気持ちを落としてもらうように、木と桃を撫でてきました。
厄除桃の隣にある社務所では宮司さんに占いをして頂けます。予約はできず到着順で、生年月日や名前をもとに人生相談(鑑定)にのっていただけるそうです。宮司さんがいらっしゃるときだけ対応してもらえるので、チャンスがあったらお願いしてみたいですね。
顕彰板・晴明公のエピソード
参拝所の向かって左側の壁も見てみてください。安倍晴明公の逸話が絵で伝えられている顕彰版があります。どれも面白いエピソードで、「本当にこんな力があったのかな」とわくわくしてきます。印象的な話を2つ紹介します。
エピソード:力比べ
晴明公がライバルの蘆屋道満と、箱の中身を法力で当てる力比べをすることになりました。夏みかん16個が入れられた箱が2人の前に置かれ、蘆屋道満は「夏みかん16個」、晴明公は「ねずみ16匹」と予測しました。晴明公が外したと皆が思ったのですが、箱を開けてみるとねずみが16匹飛び出てきます。晴明公の術の力で夏みかんがねずみに変えられていたのでした。
エピソード:早瓜の呪い
授与所にはこんな絵も飾られています。
藤原道長のもとに早瓜が届けられたのですが、晴明公がその中の一つに悪いモノが紛れていることを見抜きます。祈祷すると早瓜がゆらゆら動き、割ってみると蛇が出てきました。晴明公の力で悪を見抜き藤原道長を救ったエピソードです。絵の中心付近にその早瓜が描かれています。
この説明を聞いた夫は、
瓜の中に蛇を入れても調理する時に誰かが気づくだろうから、道長に渡る可能性は低いのにね~
・・・・・?(何を言ってるんだ??)
どうやら夫は瓜の中に本物の蛇が入れられていたと思ったようです(笑)蛇はおそらく呪いで、晴明公の力で顕現したなり、蛇の姿で形を示した、ということですよね。日頃から非科学的なことと遠い理系夫ですが、ファンタジーのファの字もないなと思いました┐(´д`)┌
絵馬舎
授与所・絵馬舎にはたくさんの絵馬が飾られています。さすが有名な神社、芸能人や映画監督、漫画家さんなど著名人の方の多くの絵馬があります。あまり見ないようにしようとは思いながらも、超有名な人の絵馬・直筆ばかりで目が行ってしまいました。
羽生結弦選手の絵馬もありました!安倍晴明をテーマにした演技をされていたので、晴明神社にもお参りにこられたそうです。思わず写真撮ってしまいました💦
お守り・御朱印
社務所(16時30分まで)で御朱印やお守りを頂けます。
晴明神社の御朱印は、安倍晴明公の末裔が揮毫された文字を版に起こしたもので、御朱印帳に直接書いていただくのではなく、予め用意されたものを頂けます。
お守りはたくさん種類があります。期間限定の桔梗守りや、七夕守り、秋には紅葉守りなども販売されるようです。お守りはホームページに写真つきで紹介されていたので詳細はこちらをご覧ください。
桃の厄除守りを頂きました。かわいいものばかりで迷います
まとめ
この記事では、晴明神社について紹介しました。ポイントはこちら
- 陰陽師安倍晴明公を祀る、魔除けのパワースポット
- 穢れや自分の悪を落としてお守りしてくれる神社
- 桔梗が咲く6月~初秋は特におすすめ
訪れるまでは呪術や式神を使った人か…となんとなく怖いイメージがあったのですが、全くそんなことはない、清々しい神社でした✨
今思えば、雨も上がって人も少なく、いいタイミングでお参りできました。厄年の私に「おいで~」って言ってくださったのかもしれません(笑)
ここまで読んで頂きありがとうございました!
この記事がお役に立てれば幸いです☺
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