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【アメリカ クリスマスの定番メニュー】伝統的なごちそう料理 クリスマスハムを焼いてみた

日常生活
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こんにちは、クリスマスと言えばケーキでしょ、ゆきです!アメリカ東海岸のとある田舎で駐在妻をしてます。

海外の冬のメインイベントと言えばクリスマス!せっかくアメリカにいるので本場に倣った過ごし方をしてみたいと思っていたのですが、「感謝祭(サンクスギビング)の料理と言えば七面鳥、ではクリスマスは何を食べればいいの?」と疑問が出てきました。

周囲のアメリカ人にアンケートしたところ、「サンクスギビングの時ほど豪華な料理は作らないよ~」「ステーキ、ハム、鴨、また七面鳥とか…家庭によって好きなモノ食べるよ~」と教えてもらいました。「とりあえず肉食なんだな」という気持ちは置いといて、この中で挑戦したことがないクリスマスハムを用意してみることにしました!

この記事では、クリスマスのごちそうの定番「クリスマスハム」に加え、定番の副菜・デザートレシピを紹介します!

この記事でわかること

  • なぜクリスマスにハム?
  • ハムの選び方・味付けレシピ
  • クリスマス定番の副菜・デザート
    • マッシュポテト
    • スタッフドマッシュルーム
    • ジンジャーブレッドハウス
    • エッグノッグ

クリスマスハム

ハムの由来

ハムと聞くと、日本で売られているようなスライスハムを真っ先に想像してしまうのですが、クリスマスハムはそんなのものではありません!こんな塊肉の料理です!!

クリスマスにハムを食べる習慣は元をたどると、キリスト教が広まる以前にまで遡ります。北欧や西欧(ゲルマン人)の人々には秋の収穫祭や冬至に、イノシシを神への生贄としてささげたり、豚肉を食べて祝ったりする習慣があったそうです。

ゆうさん
ゆうさん

冬を越す保存食として塩漬けにした豚=ハムを食べていたそうです~

キリスト教が広まるにつれて冬のお祭りが冬至からクリスマスへと変わったものの、お肉を食べる習慣は残り続け、アメリカにもその文化が伝わりました。現在では、七面鳥から鴨肉まで様々なお肉がクリスマスに食べられますが、豚肉(クリスマスハム)はいまだに人気のごちそうだそうです。養豚が盛んだったアメリカ南部では、特にクリスマスハムの人気が高いんだとか。

ゆき
ゆき

西欧では、豚は幸運のシンボルでもあったそうです

ちなみに、クリスマスにケンタッキーがにぎわうのは日本ならでは。アメリカ人に「そういえば日本人はクリスマスにケンタッキーチキン食べるってほんと?ほんとなの!?面白いね~HAHAHA」と言われたことがあります。実際、クリスマスに近所のケンタッキーを覗いてみましたが、特ににぎわっていませんでした(笑)

ハムの種類

12月に入ると、多くのスーパーで大きな塊ハムが売られ始めます。小ぶりなものを探そうにも軽く3kgを超えるものばかりで、絶対1家族じゃ食べきれない…。クリスマスハムを食べてみたいと思っていたものの、どれもこれも大きく、その決意が揺らぎかねないほどです。

もちろん少人数用にすでに1枚1枚厚めにスライスされたハムも売っています…、が、ほしいのはアメリカ的迫力!ということで、2.8kg(6.1lb)の塊ハムを購入してみました!!

これでもスーパーに売っているものの中で一番小さなハムを選びました。基本3kg超(8lb~)から売られていて、大きいものでは5kg近いものもありました。大きさをどうやったら伝えられるのか…。こんな大きなハムの塊を写真に撮ったことがないのでどうしたらいいのかわかりません。

スーパーで売られているクリスマスハムは骨付き/骨なし、カット済み/未カット、味つき/味なし、の組み合わせがあります。我が家は骨付き・カット済み・味付きのハムを買ってきました。

カット済みのハムはspiral cutされているものが多いです。ハムにらせん状(spiral)の薄い切れ目が入っていて、1人分を切り分けやすいように用意されています。完全に切り分けられてはいないので、1枚ずつばらばらになることはないのでご安心ください!

味つきのものはglazeと書いてあります。味付けに使われる材料の定番はブラウンシュガーオレンジジュースマスタード(辛さ控えめ)の3種類。砂糖の代わりにメープルシロップ、オレンジの代わりにパイナップルやリンゴを使うなど、レシピの発展型は様々ありますが、要は甘めのたれをかけて焼いた塊肉がクリスマスハムだと分かりました。

ゆうさん
ゆうさん

最近では醤油を使ったアジア系の味付けも出てきているようです~

ハムの準備

味付け

クリスマスハムの伝統的な味付けレシピを紹介します。オーストラリア人の料理研究家の方のレシピを参考にしました。

【用意するもの】
・ブラウンシュガー
・オレンジ(パイナップル)ジュース
・マスタード(辛くないもの)

  1. 砂糖(2/3カップ)、オレンジジュース(大さじ4)、マスタード(大さじ2)を混ぜ合わせる
  2. タレをお肉にかけてオーブンで温める
  3. ハムが温まったら一度オーブンから取り出し、上下を返してもう一度タレをかける。照りがつくまで再び焼いたら完成
  • タレが染みるようにハムの表面に格子状に切れ目を入れ、格子の交点にクローブの実をつめるのも定番です。お肉の臭み消し、より甘さが引き立ちます
  • マスタードは辛さ控えめなDijonディジョンマスタードがよく使われるようです(Dijonはフランスの地名)

砂糖が全く溶けなかったので、我が家はタレを火にかけて温めながら混ぜました。出来上がったタレだけなめるとかーーなーーり甘いです。オレンジジュースに砂糖を大量に加えた味がします、レシピそのままの味です(笑)

え?なぜタレを作ったか??

味なしハムを買ってきたものだと勘違いしていたからです!自分たちで味つけしたかったので、味なしハムを買ってきたつもりが見間違えました…。せっかく作ったので、ハムの半分にだけタレをかけて焼いてみることにしました。

オーブンで温め

味付け済みのハムはこのままでも食べられますが、オーブンで温めてから食べるのが一般的です。温度は…勘です!いろいろレシピを見ましたがサイトによって温度はまちまちで、もうわかりませんでした💦

我が家は190℃(380℉)のオーブンで15分温め(BAKE)、1度取り出してもう一度タレを塗り、最後にアルミホイルをとって約10分焼きました。タレを塗った部分がぷつぷつとやけてきて、照りが出てきたら完成です!

ででーん、焼けました!焼けるとspiral cutされているのがよくわかります。トレイに残っているのは全てハムから出た脂です。どれだけジューシーなハムなんだ…驚きました。

いざ実食!

お皿おもっ…

1口食べて驚きました。厚いベーコンとも違う、もちろんスライスハムとは全く違う…、なんだこのジューシーさは!ハムの概念が変わるおいしさです!!

ちょっと不安だった味付け(glaze)も、ほんのり甘さを残す程度に飛んでいてよい感じです。自分たちで後からタレをかけたところはさすがに甘く、余計なことをしました。味付けハムを購入された場合はそのまま食べるのをおすすめします……当然ですね💧

らせん状に切れ目がついているので切り分けるのも簡単でした。骨をよけつつ切れ目に合わせて包丁を入れればちょうどよい厚さに分けられます。めちゃくちゃたくさん食べたつもりでいましたが、クリスマス当日2人で食べた量がこちら。

おそらく4分の1も食べてません!(笑)ハム自体はジューシーでおいしいのですが、タレの甘い味付けに飽きてきてしまう…。味変しようにもしっかり味がしみ込んでいるので、あまり変化をつけられません。また、ハム1枚1枚がしっかりしているので噛んでいるうちに満腹中枢が刺激されるのか、思った以上に食べられませんでした。

残ったハムは切り分け、サランラップに小分けにして冷凍しました。現在、パンの上にのせてサンドイッチ風にして食べ進めていますが…、まだまだハムサンドは続きそうです。

ゆうさん
ゆうさん

マヨネーズつけると味変できていいですよ~(byマヨラー)

付け合わせの定番料理

クリスマスハムに合わせる定番副菜レシピも合わせて紹介します。こちらも海外のサイトを参考に作ってみました。

マッシュポテト

大体いつもわき役としてお肉の側にいるじゃがいも。ハムと一緒にオーブンで焼いてもよいですが、今回はマッシュポテトを作ってみました。参考にしたレシピはこちら

【用意するもの】
・じゃがいも(russet potatoが良い)
・牛乳
・バター
・塩・胡椒

  1. じゃがいも(約900g=2lb)の皮をむき、ゆでやすい大きさに切って水にさらす
  2. じゃがいもを水の状態から火にかけ、20分程ゆでる。竹串が通るようなら火からあげて水をきる
  3. 牛乳をフライパンで温め、バターを溶かす。塩・胡椒を少々ふる
  4. じゃがいもの水気がきれたら、手でつぶす
  5. つぶしたじゃがいもに少しずつ3をいれ、のばす。最後に塩・胡椒で味を調えて完成
  • じゃがいもの品種はRusset Potato=男爵系がおすすめ
  • じゃがいもはブレンダーでもつぶせますが、ネバっとした食感になるため手でつぶすのがポイントだそう

じゃがいもは最後にはつぶしてしまうので、ちょっと柔らかいかな~というくらいまで煮てもOKのようです。ただ水っぽくなってしまとおいしくないため、くたくたになるまでゆでるのはいまいち。しっかり水をきって、ほくほくの状態でつぶすのがおいしいマッシュポテトになるポイントだそうです。

スタッフドマッシュルーム

Stuffed Mushroomsは、マッシュルームとチーズ、香辛料を混ぜたタネをキノコのかさの部分につめトースターで焼いた料理です。スーパーなどには「あとは焼くだけ状態のマッシュルーム」が売っているので、それを使えば簡単にこの料理を楽しめます。参考にしたレシピはこちら

【用意するもの】
・マッシュルーム(かさが大きいもの)
・にんにく
・クリームチーズ
・パルメザンチーズ
・ピザ用チーズ
・塩・胡椒

  1. かさを傷つけないようにマッシュルームの茎の部分を折り、みじん切りにする
  2. みじん切りにしたにんにく(1かけ)を、オリーブオイルで焦がさないように炒める
  3. 香りが出てきたらマッシュルームの茎を一緒に炒め、粗熱をとる
  4. クリームチーズ(約100g)、パルメザンチーズ(少々)に炒めたマッシュルームの茎を混ぜる。塩・胡椒をして味を調える
  5. 4で作ったタネをマッシュルームのかさの部分につめる
  6. お好みでピザ用チーズ(とろけるチーズ)をふりかけ、トースターで約10分焼く
  7. お好みでパセリをふりかけて完成

きのこ&チーズ好きにはたまらないおつまみです♡タネのもとはクリームチーズですが、お好みでブルーチーズを混ぜたり、刻んだベーコンや玉ねぎを混ぜたり、チリペッパーで辛めにしたりと、無限に味変できちゃうレシピです。簡単なのに、食卓が華やかになるおすすめの副菜です。

ゆき
ゆき

パン粉を振りかけ、かりかり食感にするのもおいしいです

デザート:ジンジャーブレッドクッキー

デパートの特別なクリスマスケーキを食べるのが私は大好きなのですが、これも日本ならではの習慣。アメリカでは生姜とシナモン、クローブなどでつくるジンジャーブレッドクッキーが定番のスイーツです。

特に人型に形どられたクッキーはジンジャーブレッドマンと呼ばれ、クリスマスには欠かせない飾りの一つです。ジンジャーブレッドマン誕生には諸説ありますが、イギリス国王ヘンリー8世が病気予防のために国民に生姜を推奨したところ、国民がヘンリー8世に似せて生姜クッキーを焼いたことがきっかけともいわれています。

このジンジャーブレッドを使ったクリスマス定番の遊び方がジンジャーブレッドハウス=お菓子の家づくり!12月に入るとジンジャーブレッドハウス作りキットがあちこちで販売されるので、クリスマスの遊び&デザートとして用意してみてはいかがでしょうか?

飲み物:エッグノッグ

クリスマス定番の飲み物はエッグノッグ

牛乳に砂糖、卵を混ぜた甘い飲み物で、これもクリスマスから年越しの時期までスーパーでよく売られています。シナモンやナツメグを加えたり、ウイスキー、ラム酒、ブランデーなどのアルコールを入れたりもするようです。

味は練乳に近いような感じがします。ごくごく飲めるかといわれると…うーん。。我が家は何口か飲めれば十分という感じでした(´-∀-`;)一方で、エッグノッグのパックを何本もまとめ買いする地元の人を良く見たので、やはり冬の定番の飲みのなのだと思います。

積極的に摂取しましたがやっぱり残ったエッグノッグ!(笑)リメイクレシピを見つけたので、それに倣ってクレームブリュレで消費しました!!念のためのご参考にレシピを記載します。

普段は使わない大グラタン皿がまんぱん…残りすぎw

【用意するもの】
・エッグノッグ
・コーンスターチ
・ナツメグ(お好み、なくても良い)
・ホワイトチョコレート
・マーガリン(バター)
・塩
・デメララ砂糖(焼き目をつける用)

  1. エッグノッグ(1/4カップ)とコーンスターチ(小さじ3)をボウルに混ぜる
  2. 残りのエッグノッグ(2と3/4カップ)を火にかけ温め、1を混ぜ合わせる
  3. 約10分、かき混ぜながら低温でとろみが出るまで温める
  4. 火からおろし、ナツメグ(小さじ1/4)、刻んだホワイトチョコレート(6oz=170g)、マーガリン(小さじ1)、塩(小さじ1/2)を3に混ぜる
  5. 耐熱皿に4を注ぎいれ、固まるまで冷蔵庫に入れる
  6. 固まったら表面にデメララ砂糖を振りかけ、焼き目がつくまでトースターなどで焼く(バーナーであぶる)
ゆき
ゆき

わざわざデメララ砂糖を買うのは…と思ったのでcane sugarで代用し、バーナーであぶりました

ゆうさん
ゆうさん

焼き目が上手くつかなくても、プリンのようでおいしいですよ~

まとめ

この記事では、アメリカはクリスマスの定番「クリスマスハム」を紹介しました。

欲張って大きなハムを買ったためたくさん残ってしまいましたが、その点を除けばとってもおいしく&楽しいクリスマスを過ごすことが出来ました。アメリカに来て初めて知ったクリスマスハムを体験することができ、本場らしい過ごし方ができたような気がしています。

「クリスマスハムは未挑戦!」という方、日本でも「ちょっとこだわってクリスマスを過ごしてみたい」という方、次のクリスマスにはハムを候補に入れてみてはいかがでしょうか?

ここまで読んで頂きありがとうございます。

この記事がお役に立てれば幸いです☺

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