こんにちは、アメリカのグンマーゆきです!2022年冬、夫の転勤でアメリカ東海岸のとある田舎で駐在妻はじめました。
アメリカのリゾート地といえばフロリダ。ウォルト・ディズニー・ワールドやユニバーサル・オーランドなどのテーマパークが有名ですが、もう一つ外せない超有名観光スポットがあります…、それはケネディ宇宙センター!
この記事では、2023年春にケネディ宇宙センターに行ってきた我が家の観光レポートをご紹介します。
この記事でわかること
- 【概要】ケネディ宇宙センターのはじまり
- 【写真たっぷり】NASAの貴重展示品の数々!
- 【体験談】宇宙船発射体験、ロケット発射台の見学ツアーに参加
ケネディ宇宙センターには宇宙船アトランティス、宇宙船の発射体験ができるアトラクションやシミュレーター、NASAの施設のなど、超貴重な見どころがたっっくさんあります!!子供も大人も楽しめること間違いなしの施設を写真たっぷりでご紹介しますのでご覧ください。
ケネディ宇宙センターの概要
ケネディ宇宙センターのはじまり
We choose to go to the Moon, We choose to go to the Moon in this decade and do the other things, not because they are easy, but because they are hard…
我々は月に行くことを選ぶ。我々は今後10年以内に月に行き、さらにそれ以上のことをなしえるという選択肢をとる。それは簡単だからではない、困難だからである…
1962年9月12日ケネディ大統領 The Moon Speech
ケネディ宇宙センターは、ジョン・F・ケネディ大統領が「1960年代のうちに月への有人飛行を実現する」と掲げたことを機に建設されました。もともとこの地にはロケット発射施設も備えた空軍基地がありましたが、月まで行くための超大型ロケットを扱える能力はなかったため、新たな施設が建設されました。
新施設の規模はなんと約2,400平方キロメートル(6,000エーカー)、敷地内を走る道路は900キロ以上(564マイル)にも上ります。広大な敷地にはNASAの建物やロケット発射場がありますが、建物が建っている土地は全体の5%程度でしかないそうです。敷地内には動植物も多く生息していて、水鳥やイノシシ、フロリダ名物(?)アリゲーターの姿が見られます。
ケネディ大統領は1963年11月22日、自身が掲げた「月への有人飛行の実現」を見届ける前に暗殺されます。ケネディ政権で副大統領を務め、ケネディの死ののち大統領に就任したジョンソン大統領がこの場所をJohn F. Kennedy Space Center(KSC、ケネディ宇宙センター)と命名しました。
概要・アクセス
ケネディ宇宙センターは本土から離れ、海の上にかかる橋を渡った細長い半島にあります。オーランド国際空港からは車で約50分、ユニバーサル・オーランド・リゾートなどテーマパークがあるエリアからは車で約1時間の距離。東にむかってずーーーっと走った海沿いのポート・カナベラルにあります。
ケネディ宇宙センターに近づくと、Nasa ParkwayやSpace Commerce Wayなどの看板が見えてきてテンションがあがりますよ~
住所 | Space Commerce Way, Merritt Island, FL 32953 |
日時 | 9時ー17時または18時 ※時期により細かく異なるためHPを確認 ※最終入場時刻は閉館1時間前まで |
入場料 | ■1日券 大人:$75 子供:$65(3-11歳) シニア:$70(55歳以上) ■2日券 大人:$89 子供:$79(3-11歳) シニア:$84(55歳以上) |
駐車場 | バイク:$5 一般自動車:$10 キャンピングカーなど:$15 |
見学か所は大きく2つのエリアに分かれていて、Visiter ComplexとApollo/Saturn V Centerがあります。メインの見学か所はビジターコンプレックスで、宇宙船アトランティスがあるのはこちらの建物。アポロ/サターンファイブセンターは月面着陸を果たしたアポロ11号関連の展示施設です。
チケット購入
入場チケット
入場チケットはホームページから、1日チケット、2日チケットを事前購入できます。開園時間から閉園時間まで丸一日いられれば満喫できる観光スポットではありますが、じっくり堪能したい&時間がある、という方は2日チケットでも全然問題ないと思います。絶対飽きません✨
我が家は丸一日滞在しましたが全く時間は足りませんでした~
主な要因は宇宙大好き夫がじっくりのんびり見ているからなんですがね…
当日、センター入り口で購入することもできます。こちら、ロケット型の自動発券機は日本語表示もありましたのでスムーズに購入できると思います。この日は空いていましたがチケット購入に行列ができることもあるようなので、事前に購入しておくのが良いと思います。
バスツアーチケット
ビジターコンプレックスとアポロ/サターンファイブセンターは車で15分の距離にあり、バスに乗って移動できます。このバスは2種類あり、入場券に料金が含まれているBus Tourと、Explore Tour($25)があります。
追加料金不要のバスツアーは「ツアー」と名付けられていますが、ビジターコンプレックスとアポロ/サターンファイブセンターを単に移動するためのバスです。途中、車窓からNASAのスペースシャトル組み立て棟を見ることが出来ます。
Explore Tourはガイドさんの案内でロケット発射施設関連(地図のオレンジのスポットなど)をまわる2時間のツアーです。各スポットではバスを降りて見学できるので、より間近に施設を見ることができます。一般のバスツアーでは行かないロケット発射台やアポロ計画の記念碑などにも立ち寄ります。Explore Tourは事前予約が必要ですので、ホームページでチケット購入をお忘れなく。
これらは現在も使用されている施設のため、打ち上げ予定などによってルートが変わる可能性があります
オプションツアーチケット
バスツアーの他、宇宙飛行士に会えるツアーや、宇宙船アトランティスの総責任者が案内するスペースシャトルツアーなど様々なオプションツアーが開催されています。
ユニークなのが宇宙飛行士のトレーニング体験。無重力環境での移動や宇宙遊泳を体験できたり、火星地表を探査機で走破するシミュレーターがあったり、ここでしかできないツアーがあります。どれも予約が必要で、大変人気のツアーのためすぐに枠が埋まってしまいますので、体験してみたいという場合は早めにチケット購入してください!
無重力体験をやってみたかったのですが1カ月前ですでに満席でした~残念。
ビジターコンプレックス
エントランス
2023年春、イースター休暇明けの平日に行きましたが思ったより人が多くてびっくり。敷地は広大なので駐車場が埋まる心配はまだまだなさそうでしたが、それでもエントランスに近い駐車場2面分はすでに満車になっていました。ホリデーシーズンは相当混雑することを覚悟しないといけないかもしれません…。パークの入り口では、有名なNASAのロゴオブジェとカウントダウンクロックが出迎えてくれて、エントランスに入る前からテンションが上がります。
エントランスでは入場チケットの確認と荷物検査があります。危険物の持ち込みがないか確認しているだけで、飲み物・食べ物は持ち込みOKですのでご心配なく。エントランス横のインフォメーションは小さい売店になっていて、お土産や飲み物を買うことが出来ます。
スペースシャトル・アトランティス
まずは何といってもケネディ宇宙センターの目玉、宇宙船アトランティスがあるSPACE SHUTTLE ATLANTISに向かいます。アメリカでは過去に6機の宇宙船が開発され、2機(コロンビア号、チャレンジャー号)は事故で喪失、残る4機の宇宙船がアメリカ国内で展示されています。我が家はこれまで2機の宇宙船を見ましたが、ケネディ宇宙センターの展示方法が3機の中で最も凝っていて感動的でした✨
スペースシャトル初号機「エンタープライズ」はニューヨークのイントレピッド航空宇宙海上博物館に、「ディスカバリー」はワシントンDC近郊のウドバーハジーセンターに保管されています。この2つの宇宙船の詳細は、各記事をご覧ください。
残す宇宙船はロサンゼルスにあるEndevour!いつか行くぞ~
宇宙船アトランティス
スペースシャトル・アトランティスの建物に入るとまず、2部屋続きのミニシアターで宇宙船開発のムービーを見ます。途中入室はできませんので、係りの人から入室OKが出るまでのんびり待ちましょう。映像は10分弱ですが、まるでドキュメンタリー番組をひとつ見たかのように壮大です。
「アメリカの次世代の飛行物体を作る。ロケットのように打ちあがり、飛行機のように着陸し、そして何度も利用可能な、『シャトル』だ」と言い渡されたNASAの科学者・技術者。そこから宇宙船開発の戦いの日々が始まります。実験と失敗を繰り返し、時には開発が遅れ…そして12年後、ついにスペースシャトルが宇宙に旅立ちます。1981年4月、宇宙船コロンビア号の打ち上げでムービーは結ばれます。
ムービーが終わると暗闇の中ぼんやり透けて見えてくるものがありました。一枚ベールがあがるとそこには…宇宙船アトランティス!!
アトランティスは米国で展示されている宇宙船の中で唯一、扉(ペイロードドア)を開いた状態で展示されています。アームを伸ばし、船体を43.21度回転させている姿は宇宙空間で作業をしているかのようで、宇宙飛行士の方たちだけが見たことある姿で展示されています。
アトランティスも何度も宇宙に行った機体で、あちこちに傷や燃えた後が残っています。後ろにまわれエンジンを間近で見ることが出来、その大きさに圧倒されます。ここから炎を吹き出して飛んでいたのかぁと思うと、なんとも信じられません。
エンジン内部にはタイルが張り直されているところがあり、修理された形跡を見ることができます。「使い捨てではない、何度も使える機体」なんだなと、宇宙船の意義を感じられる一面です。
こんな姿で展示されているのを見るのは初めてで、かつ予想もしていなかったので、新鮮でとても面白かったです。ちなみにスペースシャトル・アトランティスの建物は、まずアトランティスをこの場に運び、その後から建設されたそうです。巨大な宇宙船を格納するための建物作りも大変だ。
宇宙船発射体験
スペースシャトル・アトランティスでぜひ挑戦したいのがSHUTTLE LAUNCH EXPERIENCE(宇宙船発射体験)というアトラクションです!宇宙船が飛び立つ際の振動や、体勢の変化を体感できるアトラクションです。
このアトラクションは大人気で、お昼ご飯の時間帯であっても行列はどんどん伸びていきましたので、できれば開園早々、早めに体験するのが良いかもしれません。
我が家は12時過ぎに並び始め、30分以上待ちました
こちらで事前説明動画を見た後、映画館のように座席が並んだ部屋に進みます。シートベルトを着けて座ると、シュミレーションとはいえちょっと緊張した空気が漂います💦(絶叫系が苦手な私は超緊張(笑))
発射のカウントダウンが始まるとイスが揺れ始め、宇宙船の高度が上がるにつれてイスの角度がどんどん上昇していきます。画面では宇宙船の角度やスピードが表示されていて、いま自分がどのような状況にいるのか分かりました。宇宙飛行士の皆さんはこんな風に宇宙に飛び立つのかな…と、ほんの少しその世界を見せてもらえた気がします。
とっても貴重な体験ができるアトラクションなので、ぜひとも乗ってみてください!ジェットコースターのように落下することはありませんでしたのでご心配なく。私でも大丈夫でした(笑)
ラストは宇宙空間に到達しますよ~。無重力を感じられる瞬間がある…かも⁉
シュミレーション・体験コーナー
スペースシャトル・アトランティスは展示品を見るだけではなく、体を動かして学べるエリアがたくさんあり面白かったです!
こちらはInternational Space Station(国際宇宙ステーション、ISS)体験エリア。子供向け?のようですが、誰もいなかったのをいいことに私たちも入ってみました(笑)
靴を脱いで入ります。国際宇宙ステーションでは皆さん靴を脱いで生活しているそうで、海外の人にとってはその点が面白いようです。「ISSでは靴を脱いで生活する⁉」と説明されていました。
奥行きはありますが幅は狭く、トンネル、土管?の中にいるような感じです。この高さでは立ち上がるのはもちろん、中腰にもなれません。外から見ているよりももっと窮屈で狭いなと感じました。入ってみたからこそわかる良い体験でした(笑)
こんな空間で何カ月もミッションを行うなんて、精神・肉体的にどれだけ負荷がかかるんだ…と思いました💦
子供に大人気のこちらは、宇宙船着陸時の滑空角度を体験できる滑り台です。
時速17,500マイル(約28,163km)で地球を周回していた宇宙船は、帰還時には時速約250マイル(約402km)まで減速し、滑空角度22度で着陸します。民間旅客機が着陸する際の角度はたった3度なので、宇宙船がいかに急降下(落下)してくるのかということが分かります。
滑り初めはほぼ落下しているように見えて結構怖そうでした。照れが勝ってしまい滑り台は乗らなかったのですが…子供に混じってお父さんも滑っているのを見て、わたしもやってみればよかったと後悔。やりたいものはやりましょう!(笑)
ゲートウェイ
2022年にオープンした新施設GATEWAYは、宇宙開発の最先端を覗き見ることができます。イーロン・マスク氏の宇宙開発の会社、『スペースX』の宇宙船ドラゴンやファルコン9のロケットなどが展示されています。宇宙船ドラゴンは、国際宇宙ステーションに物資補給を行うなど、NASAと商業契約を結んで利用されています。アメリカでは民間企業がどんどん宇宙開発にくいこみ、商業展開されつつあるんだなと実感しました。
GATEWAYにもアトラクションがあります。火星の地表に着陸する旅や、木星・土星の衛星を探検する旅など4種類の旅がある、体感型ムービーシアターです(3D眼鏡はかけないタイプ)。このアトラクションも大人気で、GATEWAYのフロアをぐるーっと一回りするくらい長蛇の列ができることがあるそうです。もし体験したい場合はこちらも開園してすぐに狙いに来るのがよさそうです。私たちは時間がなく乗ることはできませんでした…💧
その他 展示施設
博物館に出かけるといつも時間が無くなってしまう我が家…。宇宙船アトランティスをメインに楽しんでいたら、あっという間に閉園時間になってしまいました。駆け足でしか見れませんでしたが、ロケットガーデンやJourney To Marsなど、面白そうなスポットがたくさんあります。
こちらは開発中の火星探査機。火星の地表でもスムーズに動けるような乗り物です。NASAは現在、再び月に人を送るアルテミス計画を進めています。太陽神アポロンの名が付けられた月面着陸計画から50年、今度は月の女神の名前を冠したこの計画は火星への有人探査を見据えています。人が火星に降り立つのはいつになるのか、その瞬間を全世界が再び見守ることになるのか…、夢は膨らみます✨
ケネディ宇宙センターの観光には最低でも1日、開園時間から閉園時間までみっちりいても飽きないくらいの充実した施設ばかりです!もう1日いたかったです!!
バスツアー
ここからはバスツアーに参加してアポロ/サターンファイブセンターに向かいます!私たちはExplore Tourに参加しました。
バスツアーはロケットガーデンの反対側、BUS TOURSというゲートをくぐったところから出発します。一般のバスツアーはKSC Bus Tourに進み、乗車待ちをしている列に並びます。
有料ツアー($25)に参加する場合はKSC Explore Tourへ。そこに受付デスクがあるので参加確認を行いバスに案内されるのを待ちます。ツアー開始10分前には集合場所に参加者が集まっていました。座席は進行方向
スペースシャトル組み立て棟
バスが走り始めてまず見えてきたのがVehicle Assembly Building(スペースシャトル組み立て棟)。ここで宇宙船とロケット型の燃料が組み合わされ、ロケット発射台に運ばれていきます。
周りに比較できる建物が何もないので大きさが分かりづらいですが、むちゃくちゃ大きい建物です。高さは160メートルあり、建物側面に描かれている星条旗の青い部分はNBAリーグのバスケットコートと同じ大きさなんだとか。地面には、建物側面の星条旗と同じ大きさの星が描かれています。そこに立ってみると、どれだけ建物が大きいかわかる…いやわからない、縮尺がおかしくなってきます(笑)
宇宙船を搬出するドアは139mもあります。開閉には45分もかかるそうです~
ロケット発射台
スペースシャトル組み立て棟からさらに海に向かって走ると、発射台エリアに入っていきます。Launch Complex 39(ケネディ宇宙センター第39発射施設)と呼ばれ、ここからアポロ計画で使われたロケットやスペースシャトルが何度も宇宙に旅立ちました。
ロケット発射台は盛り土されて、自分が立っている所よりも高くなっています。フロリダはハリケーンが多く、ロケット発射台も何度も浸水被害にあったことから少しずつ土地がかさ上げされ、現在の高さになったんだとか。
月に初めて到達したアポロ11号が旅立った発射台は、2023年現在、スペースXがリースし使用しています。この日はラッキーなことにスペースXのロケットが発射待機しているのを遠くから見ることができました!!
ガイドのおじさんによると、現在発射に向けて最終点検中で、問題がなければ1週間以内に打ち上げが予定されているんだとか。ロケットの頭の部分が開き、平らになっているのが見えます。ここに衛星や、有人飛行の場合は宇宙飛行士の皆さんを乗せて発射するんだそうです。
こんな貴重な光景を見られて本当にラッキーでした!『面白い光景を見たいならば、適切なタイミングで適切な場所にいる必要があるんだよ』と、にやりと笑ったガイドのおじさん。
You have to be at the exact time and exact place☆
ロケット発射台はフェンスで囲まれています。バスから降りて見学している際、ガイドさんが「良いニュースとしては、ロケットはアリゲーターから守られているが、悪いニュースとしては、今私たちが立っている場所はアリゲーターに遭遇するリスクがあるんだ」とアメリカンジョークで笑わせていました。
そしてそんなことを言っていたら本当にアリゲーターが道を歩いていました。フロリダ住まいのいろんな動植物が見られるのもツアーの魅力かもしれません(笑)
Explore Tourに参加して
あっという間の2時間でした!スペースシャトル組み立て棟などに加え、スペースシャトルを運搬する機械、親族だけが座れるロケット打ち上げの観覧席など、通常のバスツアーでは立ち寄らないスポットもゆっくり見学することができました。運よく、発射待機中のロケットも見ることが出来て大満足です。もう一度来れるかどうかわからない場所なので、Explore Tourに参加してよかったなと思いました!
アポロ/サターンVセンター
バスツアーの解散場所、そしてもう1つの見学施設アポロ/サターンVセンターです。こちらはアポロ計画に関する展示が中心で、ここでしか買えないアポロ計画関連のお土産もあり見逃せません。
ここでもスペースシャトル・アトランティスの時と同様、ムービーを見てから館内に入ります。月飛行用ロケットして開発されたサターンVロケットの初めての有人飛行ミッション、アポロ8号の発射シーンです。
アポロ8号のオペレーションセンターが再現された部屋で、座ってムービーを見ます。無線で連絡を取り合う声、目の前の機器が操作され発射準備が進んでいく様子、そして窓が揺れ、轟音が響き、アポロ8号が打ち上げられます。どことなく緊張感がただよい、当時の現場に居合わせたような体験ができますよ。
サターンVロケット
まず目に飛び込んでくるのが天井から吊るされたサターンVロケット、本物です。110メートルの巨大ロケットが横に寝た状態で天井から吊るされています。その横にはアポロ計画のミッションごとに作成されるバッジ(徽章)が吊るされています。
サターンVロケットは3段式の液体燃料ロケットで、実用ロケットとしては史上最大でギネス記録にも認定されています。過去13機が製造され、アポロ計画のすべての月面飛行で使用されましたが、現在は製造コストの高さなどから使われていません。アメリカには3本のサターンVロケットが残っており、そのうちの1本がここに展示されています。
どうスマホを構えても、大きすぎてロケット全体を捉えることはできません💦これまで月に行った宇宙船、スペースシャトル、宇宙飛行士の方々にばかり注目していましたが、それを飛ばすだけのパワーがあるロケットがないと実現しないことなんだよなぁと実感しました。
ムーンスケープ
アポロ/サターンVセンターはシュミレーターなどはなく、展示を見て楽しむ施設です。月面着陸、アポロ計画関連の品があちこちに飾られています。なかにはアポロ11号が月面着陸した日の海外の新聞が展示されていて、日本のものも展示されていました。
月の石もありますよ~、触ることができますので要チェックです
ルナシアター
アポロ11号の月面着陸ミッションの再現映像が見られるシアター。舞台上に人形(?)なども登場させつつ、人類が初めて月に降り立った瞬間を再現しています。月面着陸を世界中が固唾をのんで見守っている映像や、アポロ計画に参加した宇宙飛行士の方々のインタビューで構成されています。
「月面着陸を実現した日はこんな感じだったんだ~」というくらいの感想ですので、時間が余っていたり、上映時間とタイミングが合ったりしたら見てみてください。
シアターを出てすぐのところに、月面着陸を果たしたアポロ14号の帰還船があります。月の誇りにまみれた宇宙服や記念メダルなどの展示があるのでこちらは要チェックです。
レストラン
ビジターコンプレックス、アポロ/サターンファイブセンターのどちらの施設にも飲食スペースはありますが、レストランに入りたい場合は早めにお昼を済ませてしまうのがオススメです。ビジターコンプレックスの中心付近にあるOrbit CafeやRed Rock Grillというメインのレストランは、お昼過ぎから3時頃まで大行列がでした。
ホットドッグやピザなどを販売する軽食屋さんもありますので、時間がない場合はそういうところを使うのも手です。私たちはアポロ/サターンファイブセンターのMoon Rock Cafeでポテトとフライドチキンでランチ終了しました。
本当はレストランに入りたかったのですが、混雑していたので断念…
まとめ
この記事ではケネディ宇宙センターを紹介しました。我が家の最強のおすすめ観光スポットです!
おすすめ度:★★★(超おすすめ!貴重過ぎる品ばかり!!)
- 宇宙船アトランティス、サターンVロケットの存在は貴重
- ロケット打ち上げ関連施設を間近で見られるのは貴重
- 宇宙を見て、体感できる場所…やっぱり貴重!
フロリダに行ったならば、ぜひここもお訪れてみてください!ケネディ宇宙センターは、アメリカの宇宙開発の「これまで」と「これから」が詰まった場所です。月を目指したアポロ計画が動いたこの地で、今では火星を目指しロケットが打ちあげられています。めちゃロマン…✨
ただ展示を見るだけではなく、ロケット打ち上げ体験やシミュレーターなど体を使って学ぶことができ、子供も大人も楽しめること間違いなしの施設です!ぜひ訪問してみてください。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
この記事がお役に立てれば幸いです☺
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