【ワシントンDC近郊】必見!航空宇宙博物館の別館 ウドバーハジーセンター

旅行

こんにちは、アメリカのグンマーゆきです。

ワシントンDCの観光と言えば博物館めぐり!ナショナルギャラリー(美術)、自然史博物館アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館などの国立博物館に加え、国際スパイ博物館をはじめユニークな博物館がごろごろあります。

その中でも特に人気があるのが航空宇宙博物館ですが、実は本館・別館の2棟あることをご存じでしょうか!?

本館は月の石やライト兄弟の飛行機などの貴重展示品が有名ですが、実は別館も盛りだくさんなんです!この記事では、航空宇宙博物館の別館ウドバーハジーセンターを紹介します。

この記事でわかること

  • 【概要・アクセス】ウドバーハジーセンター
  • 【見どころ展示】
    • NASAの宇宙船ディスカバリー
    • アポロ11号帰還カプセル
    • エノラ・ゲイ
    • 日本の戦闘機

宇宙好き、戦闘機好きであれば、本館よりも断然別館がおすすめです!写真たっぷりで紹介しますのでご覧ください。

※航空宇宙博物館の本館は2018年から、7年間の大規模修繕に入り閉館していました。2022年10月に一部先行公開され、2023年3月末時点で8つの展示室がオープンしています。

ウドバーハジーセンターの概要

概要

スミソニアン国立航空宇宙博物館の別館、スティーブン F. ウドバー=ハジー・センター (Steven F. Udvar-Hazy Center)は2003年に開館しました。展示スペースが足りず、未公開のままスミソニアン博物館(本館)の倉庫に眠っていた品を一般公開するため建設されました。

敷地は71,000平方メートル、東京ドームの1.5個分の広さを誇る別館は、ハンガリー系移民で航空機リースで財をなしたスティーブン F. ウドバー=ハジー氏の寄付で建てられました。寄付額はなんと6,500万ドル!覚えづらい博物館名だなと思いましたが、そりゃ名前も残りますね…。

アクセス

ワシントンDCの中心地にあるスミソニアン博物館(本館)から車で約40分、バージニア州にあります。ワシントン・ダレス国際空港の隣にあり、飛行機の離発着が間近で見られるのも魅力です。

住所14390 Air and Space Museum Pkwy, Chantilly, VA 20151
日時10時ー17時30分
※12月25日のみ休館
入場料無料
駐車場$15(入場は16時まで)

公共交通機関

博物館行の983番線のFairfax Connectorバスは、9時~14時の間を除き25分ごとに運航しています。9時~14時の間と休日は1時間に1本の運航です。

ワシントン市内から

ワシントンDC中心からは、地下鉄とバスを乗り継ぎ、約1時間半かかります。DC市内から約1時間弱、地下鉄シルバーラインに乗りInnovation Center Metrorail Station駅で降車します。駅前のバス停から983番線のFairfax Connectorバスに乗って南に向かい、約20分でSteven F. Udvar-Hazy Center stopに到着します。

ダレス空港から

空港内をGrand Transportationの表記に沿って進み、983番線のFairfax Connectorに乗ります。約25分でSteven F. Udvar-Hazy Center stopに到着します。

日本から到着していきなり観光は大変かもしれませんが、アクセスを考えると、ワシントンDC中心に向かう前にウドバー別館を周ってしまうほうが効率が良いです。博物館には大きなロッカー(無料)もあるので、ホテルチェックイン前に観光することも可能です。

タクシー

公共交通機関で行けないことはないですが、バスの本数が限られていて不便なので、タクシーやウーバーを使うことも検討してみてください。

タクシーなどを使う場合、専用の送迎レーン(the pickup/drop off lane)で降ろしてもらってください。主要な場所からの所要時間・料金はこちら(Google map調べ)。

スミソニアン駅(ワシントンDC中心):約35分、$40~50
Innovation Center Metrorail Station駅:約10分、$10~15
ダレス空港:約10分、$12~15

ワシントン市内からは、267号線かI-66を使って西に向かい、28号線を経由して博物館駐車場に入ります。Google Mapで50号線から入るルートが表示されることがありますが、一般入り口は28号線からしか入れないので注意です。

夫:ゆうさん
夫:ゆうさん

ちなみに、28号線はダレス空港のすぐ隣を走ります。ここから飛行機の離発着がとてもよく見えてすごいですよ✨

駐車場は広いので満車になることはそうそうありませんが、時間帯によっては駐車場渋滞を覚悟する必要があります。駐車場料金の支払いは博物館内で行います。博物館入り口に機械があるので空いている時を見計らって先に済ませておくのがおすすめです。

ウドバーハジーセンター

エントランス

2023年3月末の休日、ワシントンは桜の満開時期を迎えていたからでしょうか、博物館は大混雑でした。小さな子供連れの家族や、軍関係者と思われる制服を着た人たち、日本人の団体ツアーの一行も見かけました。

ウドバーハジーセンターには展示スペースが2つ、映画館、展望台、レストラン(シェイク・シャックのみ)、お土産ストアがあります。紙のパンフレットなどはなくオンラインの地図しかないので、カウンターなどにあるQRコードを読み込んで確認してください。

エントランスを入ると右手に映画館、展望台に向かうエレベーターの入り口があります。この付近に暗証番号式のコインロッカーがあります、無料です
駐車場料金の支払い機械もエントランスにあります。

展示スペース

展示スペースはスペースシャトルエリア戦闘機・飛行機エリアの2フロアあります。どちらも3階建てで吹き抜けになっており、上階に行くと天井から吊るされている飛行機を間近でみたり、地上に置かれている飛行機を上から眺めたりできます。

ゆき
ゆき

上から見ると飛行機の全体像が分かり、大きさ・迫力が違います!いろんな角度から眺めてみてください。

ボーイングの格納庫を改装した展示スペース

スペースシャトルエリア

Discovery

スペースシャトルエリアに向かうと正面に見えてきました、Discovery!!

アメリカでは過去6機のスペースシャトルが開発され、そのうち2機(コロンビア号、チャレンジャー号)は事故で失われました。アメリカ国内には残る4機のスペースシャトルが保管されていますが、そのうちの1機、実際に宇宙に行ったDiscoveryがここにあります。

Discovery=「発見」と名付けられたスペースシャトルは、開発された6機の中で最多の飛行回数を誇り、飛行回数39回、宇宙滞在時間365 日と12時間、地球を5,830周回飛行しました。日本人宇宙飛行士の野口聡一さんも搭乗した機体です。

ニューヨークのイントレピッド航空宇宙海上博物館にある初号機のスペースシャトル「エンタープライズ」を見た時も感動しましたが、ディスカバリーのほうが興奮しました。宇宙から戻ってくる時についた傷や焼け焦げた跡などを見ると、「……これが宇宙に行ったのかーーー!」と、何かこみ上げるものがありました。

当たり前なのですが…大きい!かっこいい!!
アポロ11号

1969年7月、初めて月面着陸を果たしたアポロ11号関連の展示品もたくさんあります。こちら、アポロ計画の訓練用に作られた試験用の司令船です。

着水するための浮き輪、パラシュートがついています

司令船と言われて、皆さんすぐピンとくるものなのでしょうか?お恥ずかしながらわたくし、宇宙船というものを全く理解していませんでした💦宇宙船の発射映像などでよく見られるミサイルのような部分は全て燃料で、発射後に上空で切り離されます。アポロ計画ではイラストの状態(上から司令船/機械部分や燃料/月面着陸船)で宇宙を周り、月面着陸を果たしました。司令船とはイラストの赤で囲った部分にあたります。

アポロ11号は、帰還時に月面着陸船と機械部分を切り離し、司令船に積んだわずかな燃料で月の軌道を離れ地球に戻ってきました。大雑把に言うと司令船だけで空から落っこちてくるような感じです(まじか)。大気圏突入時は時速4万キロという想像できない速さで落ちてきますが、落ちてくる間にパラシュートを段階的に開き、空気抵抗を利用して時速30キロ程度にまで減速し、海面にぼちょんと着水しました(まじか)。人間というものはすごいことを考えるものです。

こちら1965年6月3日、初めてアメリカ人が宇宙遊泳を成功させたジェミニ4号の司令船です(その10週間前にソ連が人類初の宇宙歩行を成功させていました)。この司令船は実際に宇宙に行き、地球に帰ってきた機体のため、司令船の底は燃えて黒焦げになっています。

大気圏に再突入する際、機体は高温・高圧の環境に包まれます。司令船の外壁をあえて燃やしながら落下することで熱を逃がし、人が乗る部分の空間を守るんだそうです。人間というものはすごいことを考えるものです、しみじみ。

ゆき
ゆき

出発する時は大層な機材を積んでいくのに帰還時は落下するだけ…。なんとも原始的な方法なのがとても面白いです、ふふ

夫:ゆうさん
夫:ゆうさん

今のところ落下が一番効率的なのです。大気圏突入角度や落下地点の計算など、もちろん複雑なんですよ~

宇宙大好き夫が地味に興奮していたのがこちら、アポロ11号の移動隔離施設(Mobile Quarantine Facility)です。

初めて月面着陸をしたアポロ11号の乗組員は月から未知の生命体を持ってきた可能性があるため、帰還後約3週間、このバスで隔離生活をしました。月面着陸の成功を称えるニクソン大統領との面会も、このバス越しに行われました。

左がニール・アームストロング船長

この時のことをコリンズ操縦士(写真真ん中)は、

コリンズさん
コリンズさん

全く意味ないね。宇宙船から出る時、必然的にハッチを開ける。病原体があったらこの時にすでに漏れてるよ

と皮肉交じりに語ったそうです。
生きるか死ぬかのミッションを成功させ、ようやく地球に帰ってきたのに病原体扱いされたら確かにそんなことも言いたくなりますね。でも、月から未知の生命体を持ってきたかも=未知の生命体がいるかも!、と考えたからこその措置と思うと、ロマンを感じました✨

飛行機・戦闘機エリア

ボーイングの格納庫を改装した飛行機・戦闘機エリアには、所せましと飛行機が展示されています。年代ごとに展示エリアが分かれていて、ライト兄弟が開発したような木材飛行機や世界大戦で使われた戦闘機などが展示されています。

超音速飛行機ブラックバード

アメリカ空軍の超音速戦略偵察機ブラックバードです。

最高速度はマッハ3、1990年にはロサンゼルスからワシントンDCまで1時間4分20秒で飛行した記録があります。民間飛行機であればマッハ0.8、5時間はかかるので、その記録がいかに早いものかわかります。その速さを実現するため、機体は平べったくつぶしたような面白い形をしています。レーダーなどに探知されないステルス性を高めたり、音速で飛ぶため熱に強い塗装がされるなど、様々な工夫が施されているそうです。

もう退役していますが、こんな異様な形のものが空を飛んでいたなんて、なんとも怖いなと思いました。今もきっと、想像できないような形や性能を持つ戦闘機が開発されているんでしょうね…。

エノラ・ゲイ

広島に原爆を落としたエノラ・ゲイがあります。

もとは日本本土の空襲で使われたB-29と同じ機体なのですが、原爆を運ぶために機体の下側が改造され、ここに原爆リトル・ボーイを格納して運びました。エノラ・ゲイは、この作戦に参加した機長の母親の名前から名付けられたそうです。

機体下側、ぱかっと開いている部分に原爆が格納されていました

エノラ・ゲイの展示を巡り過去に様々な意見の対立があったことから、原爆被害や歴史的背景の説明は一切省かれ、天井から吊るして展示されています。常設展示されていますが破壊行為などを防ぐために、複数の監視カメラで厳重に警備されているそうです。

多くの人が立ち止まって見ていましたが、みんなどう思うのか聞いてみたかったです。展示されている多くの飛行機のうちの1つにしか過ぎないのでしょうか。少なくとも私には、日本人にはそうは思えませんでした。

日本の戦闘機

第二次世界大戦で使われた日本の戦闘機が展示されています。

敗戦後、日本の戦闘機はアメリカに接収されました。その中には修復され、この博物館にしか残っていない戦闘機もあります。こちらも世界にただ一つ残る、SUBARUの前身、中島飛行機の月光です。2人乗りの機体は約500機製造され、偵察から護衛、夜間戦闘、そして特攻機としても使われました。

薄水色に塗られた飛行機が、特攻作戦のために作られた桜花です。母飛行機に吊るして運び、目標付近で分離された後、桜花に乗った兵士が最後の操縦で目標物への衝突を試みる特攻用兵器です。桜花は特攻するために作られた機体なので、爆薬を積んでいるだけで離着陸に必要なタイヤがありません。

飛行機なのにタイヤがない…。近くにいたおそらくアメリカ人が、この説明書きを読み絶句していました。特攻の歴史を勉強したとは言え、なんと残酷な機体なんだろうかと打ちのめされるものがありました。

日本の零戦の機体は、Zero-fighterという名称でスミソニアン博物館の本館に展示されていました。現在は改修工事のため展示されていません。

展望台

エントランスを入って右手、映画館近くに展望台行のエレベーターの入り口があります。こちらももちろん無料で、チケットなどは不要です。エレベーターの定員があるので列ができていることが多いです。私たちは10分程並びました。

昇ってみるとどーん、曇り空で何も見えない(笑)
見た目は管制塔のようなタワーで、360度ぐるっとワシントンを見渡せます。お隣はダレス空港で飛行機の離着陸を間近で見ることができます。この日も、雲を抜け、滑走路に着陸寸前の飛行機は何機も見れました。晴れていたらもっとかっこよかっただろうな~。

帰る時も同じエレベーターに乗ります。列ができていると思うので並びましょう。係りの人が誘導してくれます。

レストラン

食事場所はシェイク・シャック一択、お昼時はかなり混みます。私たちもお会計に20分、バーガーが出てくるまでに25分かかりました💧出来上がると名前が呼ばれますのでカウンターに取りに行きます。カウンター横にパネルがあり、そこに名前も表示されるので聞きそこなった場合はパネルを確認してみてください。

シェイク・シャックのレジの反対側に、セルフレジの軽食売り場もあります。ジュースやヨーグルト、サラダなどがあるので、簡単に済ませる場合はそこを使うと早いと思います。

博物館のおわり

入館して4時間30分…、(また)見終わりませんでした!ワシントンの博物館は時間きっかりに閉館します。30分前になるとアナウンスが流れ始め、閉館5分前になると追い出されます。さすがお役所仕事…。

ショーケースの展示品や説明書きを読んでいるとあっという間に時間が経ってしまい、飛行機・戦闘機エリアの3分の2ぐらいは流し見で終わりました💧本館よりも飛行機実機の展示が多く、飛行機が好きな人は1日いられる博物館だと思います。もちろん宇宙関連の展示も見ごたえ抜群です✨なんせスペースシャトルがありますから!

夫:ゆうさん
夫:ゆうさん

アクセスはいまいちですが、それでも足を運ぶ価値がありますよ~

まとめ

この記事では航空宇宙博物館の別館ウドバーハジーセンターを紹介しました。

おすすめ度:★★★(超おすすめ!学ぶこと多し!!)

  • 貴重!スペースシャトルDiscoveryの展示
  • 月面着陸したアポロ11号関連の展示が豊富
  • エノラ・ゲイや特攻機、一度は見ておきたい

ワシントンDC内にも博物館がたくさんあるのでなかなか足を運びづらいかもしれませんが、ここでしか見られない宇宙船が、飛行機がたくさんあります。空素人の私でも圧倒される展示ばかりでしたので、ぜひ訪問候補に入れてみてください。

ワシントンDCの観光ルートはこの記事でまとめています。2023年、桜が満開の時期に訪問してきました。お花見におすすめの時期、ルートを紹介していますのでご覧ください。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

この記事がお役に立てれば幸いです☺

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