こんにちは、アメリカのグンマーゆきです!2022年冬、夫の転勤のためアメリカ東海岸のとある田舎で駐在妻はじめました。
海外生活をしていると、「サーモンばかりで飽きた・・」、「海外で魚買うの高くてつらい」ということありませんか?「いやいや、日本でも最近魚高いよ!」という方もいるかもしれません。(群馬は実際高かったです。海なし県の宿命?)
今日は、魚料理の定番になりうる!?アンコウを調理してみた体験談をレポートします!
この記事でわかること
- 【ご参考】アメリカ鮮魚のお値段事情
- 【意外に簡単】アンコウの調理法
- 【メニュー】
- 定番!アンコウ味噌鍋
- アンコウのバターソテー
今回、皮や内臓はすでに処理されているアンコウを買ってきました。下処理済みのアンコウは案外調理が簡単で、調理法によって大きく味変する優れものでおすすめです。
こちらの記事では、アメリカで我が家が実際に購入・調理したお魚を、お値段も記載して10種類以上紹介しています。コスパ抜群のお魚もあれば、高くてもいまいちだった魚もありました…。我が家の経験が参考になれば幸いです。
購入したアンコウ
1ポンド$9.99のアンコウ(Monkfish)を、600g弱(1.285lb)購入しました。お値段は$12.84。
2月のとある週末、アンコウが安くなっていました。通常$12.99/lbドルが$9.99ドル/lb、つまり100gあたり2.20ドル!近所のスーパーのお魚は大体以下のような値段(2023年2月時点)なので、元値もかなりリーズナブルです。
でもアンコウなんて買ったこともないし、なんか見た目もグロテスクだしなぁ…と思っていたのですが、珍しい野菜や魚、果物を見ると挑戦したくなる夫。案の定、
アンコウだ!おいしいのかなぁ?ね。ちょっと気になるねぇ・・ね?
と、魚売り場から動かなくなりました。「ちょっと」と言っている時は「すごーーーく」気になっている夫。アンコウは下処理されていて調理がめんどくさくなさそうだったのと、夫はめんどくさかったので買ってみることにしました。
アンコウの調理法
購入したその日のうちに、定番のアンコウ鍋、スーパーのおじさんに教えてもらったソテーを作ってみました。
アンコウ鍋
アンコウ鍋の作り方はこちらのサイトを参考にしました。購入したアンコウは肝や内臓、皮などついていなかったので、下処理をした後は我が家流でお鍋に味付けしています。
アンコウの下処理
まずアンコウの身をぶつ切りにします。指で押すとぷにぷにしています。薄皮があるので包丁がやや入りづらいです。皮や血合い、内臓などはきれいに処理されていて、アンコウをちょうどよい大きさにカットするだけで済みました。ただあん肝が手に入らなかったのは残念…。
続いてアンコウを湯引きします。沸騰させた水に2秒くらいつけました。アンコウの色がさっと変わり、外側あたりからしゅっと縮まったのを確認したらお湯から引き上げ、水に入れて冷まします。レシピに従い、ぬめりをとるため冷ましたアンコウを水で洗いましたが、そんなにぬるぬるしていませんでした。
お鍋の用意
あん肝が手に入らず、参考サイトのレシピ通りには作れなかったので、ここから我が家流です(テキトーですみませんw)。
- だし汁
水800cc(2カップ)
昆布1枚
酒・みりん・醤油大さじ2ずつ
味噌大さじ3
(シイタケの戻し汁) - 鍋の具
好きなきのこ
好きな野菜
豆腐、わかめ、油揚げ(このあたりはお好み)
お鍋に水と昆布を入れ30分ほどおきます。アンコウの下処理前に、水800㏄に昆布を1枚浮かべて置いておけば時間の無駄がないです。あとは普通のお鍋と同様に、アンコウと好きな具材を入れ煮ていきます。ここで昆布を引き上げてもよいです(我が家は昆布も食べるのでそのまま一緒に煮ています)。
あんこうはコラーゲンが多く、煮すぎてもかたくなったり、パサついたりしないので、しっかり火を通すことが大切です
(【プロ直伝】意外と簡単だった! あんこう鍋の作り方。あん肝と味噌でコクを出すのがコツ)
今日のお鍋の野菜は、白菜、にんじん、長ネギの代わりに玉ねぎ、日本から持ってきた干しシイタケを戻して入れました。アメリカでは、白菜、長ネギ、エノキ、しめじなどなど、鍋の定番メンバーがみんな高いです。大体皆さんこれくらいのお値段されていて、高級食材化されています…。えのきやしめじは味方だと思っていたのに…
具材が煮立ったら、お酒、みりん、しょうゆ、味噌を入れていきます。今日は干しシイタケを入れたので、その戻し汁も鍋に投入し旨味追加しました。(わずかな量なのでこれがあってもなくても大して味は変わりません)これで味が薄い場合は、お味噌・顆粒出汁・塩などで調整し、アンコウ鍋の完成です!
アンコウは全く臭みがなく一安心。しっかり煮込んでも身が固くなることはなく、ぷりぷりを維持しています。味はタラよりも淡泊なくらいあっさりしているので、しっかり味をしみ込ませるのがおすすめです。旨味が増しておいしくなります。
いや~おいしかったです。寒い日のアンコウ鍋は最高でした~
バターソテー
私がぜひともオススメしたいのが、アンコウのバターソテーです!実はスーパーのおじさんに「アンコウは焼いたらロブスターだよ😀」と教えてもらいました。アンコウのお隣にロブスターも売っていたのですが1尾9ドルします…。おじさん、ほんと~?と思いながら2切れだけソテーにしたみたら…おいしい!
- 調味料
バター15g程度
にんにく1かけ
塩・胡椒
フライパンにバターを入れ、ニンニク1かけを軽く炒めます。ニンニクの香りが立ってきたら、中火にしてアンコウの片面を約5分焼きます。焼き目がついていたらひっくり返し、やや弱中火でまた5分程度焼きます。火が通っていたら、最後に塩・胡椒をふって味を調え完成です。
アンコウ侮れません…おいしいです。焼くとぷりぷり感が増して、確かに食感がロブスターのようです。アンコウの味自体は淡泊なので、バターとニンニクの香りをたっぷりつけるとよりおいしくなります✨鍋も最高でしたが、ソテーも絶対外せない調理法だなと思いました!
まとめ
今日はアンコウを自宅で調理してみた経験談をレポートしました。
- 下処理済みなら、調理は簡単
- 淡泊さゆえに、味付け次第で変幻自在
- お値段も手ごろでお財布に優しい
日本では買おうとも思わなかったアンコウでしたが、下処理済みであれば家での調理は簡単なうえに煮ても焼いてもおいしいので、我が家のアメリカ魚評価でも高得点を獲得しています。スーパーで見つけたらぜひ挑戦してみてください。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
この記事がお役に立てれば幸いです☺
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