【アメリカおすすめアウトドア】カヤックツアー体験 ケープコッド半島の夏休み

旅行

こんにちは、天気がいい日は外に出たい、ゆきです!アメリカ東海岸のとある田舎で駐在妻してます。

冬が長い東海岸もようやく暖かくなってくるとバーベキュー、クルーズ、サーフィンなど、屋外を楽しむお出かけ広告が増えてきました。外で楽しめる遊びはいろいろありますが、その中でもゆったりと自然を満喫できておすすめなのがカヤック

我が家は8月に、ボストンの東側にある力こぶのような半島ケープコッドでカヤック体験をしてきました。自然はやたらと多いため我が家の近所でもカヤックはできるのですが、わざわざケープコッドまで出かけたのは…アメリカ人が憧れる旅行地と聞いたから!ケープコッドはケネディ大統領の別荘や高級リゾートが立ち並ぶ、東海岸きっての大人気避暑地なんです。

そこでこの記事では、夏のバカンスに大人気ケープコッドおすすめカヤックツアーを紹介します。「まだ夏の予定が決まっていない」「今年は何かアウトドアを楽しんでみたい」という方に参考になれば幸いです。

この記事でわかること

  • 【概要】ケープコッド半島
  • 【持ち物・準備】カヤックツアーに参加するなら
  • 【体験談】頑張ったツアー参加記録

ケープコッド半島

ケープコッドはボストンから車で1時間、マサチューセッツ州の東にある力こぶ型の半島です。この周辺ではタラ(コッド)が良くとれたことから、タラの岬(ケープコッド)と名付けられたそうです。ボストンがある大陸とはケープコッド運河で完全に隔たれていて、同じマサチューセッツ州ですが地形的には完全に独立しています。

ケープコッド半島のドライブルートやおすすめ観光地についてはこちらの記事でまとめています。西端の街サンドイッチから、半島の先端のプロビンスタウンまでは車で1時間ちょっとのため、行こうと思えば1日で行けちゃう距離です。が、マリンアクティビティを適度に楽しみつつ、海に囲まれた静かな街でのんびり過ごすのがアメリカ人的バカンス。我が家は3泊4日でドライブしてきました。

ゆうさん
ゆうさん

ケープコッドではカヤックの他、カヌーやSUPなどのマリンスポーツ、ホエールウォッチングも楽しめますよ~

カヤックツアー

ツアー会社

画像はイメージです

ケープコッド半島は海に囲まれた地形のためウォータースポーツが盛んです。海岸だけではなく、川や湖、沼、干潟など様々な水域がある点も魅力で、同じスポーツでもどこの水辺に出かけるかによって全く異なる景色を楽しめます。

我が家が利用したカヤックツアーはこちら、Paddle Cape Cod。ケープコッドでは半島の西から東、先端の街プロビンスタウンに至るまで、あちこちにカヤックやカヌーのツアー会社がありますが、干潟や湿原を探検するという言葉に惹かれここのツアーに参加しました。

住所4730 State Hwy, Eastham, MA 02642
サービス予約サイトはこちら
レンタル:カヤック、SUP、カヌー
ツアー:カヤック
プライベートレッスン
SUPヨガ
電話・テキスト508-962-1185
ホームページhttps://paddlecapecodma.com/

Paddle Cape CodがあるEasthamイーストハムのあたりは湾が多く、入り組んだ地形や湿原にできた細い水路がカヤックツアーの催行ルートになっています。大海原に漕ぎだすのもよいけど、くねくねと湿原を進むのも冒険みたいで楽しそう…!ということでイーストハムに立ち寄りました。

ゆうさん
ゆうさん

この近くにあるポテチの観光地(ノーセット灯台)に行きたかったのも決めての一つです~

カヤックツアーの種類

カヤックツアーの催行時間は、途中陸地にあがり軽食休憩する時間を含め約3時間。ツアーには干潮・満潮ツアーがあり、干潮ツアーは初心者でもOK、満潮ツアーは何度かカヤックを経験したことがある人におすすめされています。干潮・満潮で潮の流れる向きが変わり、漕ぎやすさに影響があるからだそうです。

私は初心者のため本来は干潮ツアーで申し込もうと思ったのですが…日程が合わない。どうしてもこの夏はカヤックをやってみたかったので、「手漕ぎボートは2回ほど乗ったことがあるしなんとかなるだろ」と思い満潮ツアーに参加しました。この「なんとかなるだろ精神」が後々いつも自分を苦します…(笑)

ちなみに日の出、夕日、満月ツアーもあります。満月ツアーは夕暮れ前に出発し、海まで漕ぎ出で満月を見に行くツアーのようです。夜の海を漕いでいくのも楽しそうです!

我が家が乗ったシングルカヤック

カヤックは1人乗り(Single)と2人乗り(Tandemsタンデム)の2種類あり、予約時に希望する形を選択します。シングルだと1人ずつ$75かかりますが、タンデムは2人目$50とちょっとお安いです。

私はラクしたかったのでタンデムで申し込んでいたのですが、ツアー当日タンデムカヤックの台数が足りないとかで結局1人ずつ乗ることになりました、おい(笑)お店都合でこうなったため「差額分は追加でもらわないよ!シングルのほうがエキサイティングだよ(`・ω・´)b」だそうです。ま、これがアメリカ。

持ち物・服装

ツアー前日に、当日担当してくれるガイドさんからメールが来ました。潮の予報やコース、観察できる生き物の紹介、持ち物や集合時間について記載されています。ツアー予約画面にも説明はありますが当日の天気や潮の状況によって変更点があるかもしれませんので、メールがきていないか要チェックです。

【持ち物】

  • 水・スポーツドリンク
  • お菓子・軽食(ランチ休憩あり)
  • サングラス/帽子
  • 日やけ止め
  • タオル
  • ツアー終了後の着替え

ツアーは約3時間にわたります。カヤックツアーは激しい運動ではありませんが、屋外での「ウォータースポーツ」ですので十分な量の水は必須です。途中カヤックから降り、砂浜で休憩する時間もあるのでお菓子や軽食も持っていくと楽しめます。

ゆき
ゆき

“larger lunch”でもいいよ!とメールにありました

その他、サングラスや日焼け止めなど日差しを遮るものがあるとよいです。私たちはかなりの曇り空だったのでそこまで日差しがつらくはありませんでしたが、天気がいい日は大変だろうなと思います💦日差しと水面からの照り返しで目が絶対やられる…。サングラスはどんな時も持っていくのがおすすめです。

カヤックの先端に収納スペースがあり、荷物はここに入れて持っていきます。防水のドライバッグというものが配られるので、これに貴重品やタオル、お菓子をしまって出発です!

ゆき
ゆき

ドライバッグは完全防水ではないのでスーパーの袋に荷物を入れるなど、自分でも濡れない工夫をすると良いと思います

【服装】

  • 水着
  • 薄手のシャツ
  • マリンシューズ/サンダル

我が家は速乾性のあるパーカーにTシャツ、パンツと運動するときの服で行ったのですが、案外周りのアメリカ人は水着を着ていました。カヤックってそんなに濡れるの?と思っていたのですが…そんなに濡れました、特に下半身。カヤックはそもそも若干浸水してて、早々に下着まで濡れました💧上半身は水しぶきがかかる時もある程度なので速乾性のある普通の服でOKですが、下は水着を着て行くのが正解だと思います。

サンダルはかかとまできっちり止められるものがおすすめです。ビーチサンダルだと脱げる可能性がありますし、休憩時間中ちょっと海に入るつもりならなおマリンシューズが便利です。裸足でカヤックに乗ることも可能ですが漕ぐときに結構足に力を入れるので、何かはいていたほうが足の保護になって良いと思います。

ツアー当日

集合場所

ツアー参加者の車、駐車場は路上

集合場所はお店ではなくHemenway Landingという干潟。カヤックで漕ぎ出すスタート地点に各自集合します。Hemenway Roadを進んだところにある駐車場は住人専用でここに停めると罰金を取られてしまうらしいので、いったんこの駐車場でUターンし、道沿いに縦列駐車します。この近くにトイレもあります。

いざカヤックツアーへ

陸地でガイドさんの自己紹介やカヤックの漕ぎ方について20分ほど簡単なレクチャーを受けた後、いよいよカヤックに乗って漕ぎ出します。小学生くらいの子供連れ家族や、ちょっとお年かなと思うご夫婦など、参加者は年齢問わずという感じ。ガイドさんによると漕ぎ出す瞬間こそ腕力は必要ですが、いったん水の流れに乗ってしまえば勝手に進んでいくもので誰でも気軽に親しめるスポーツだそうです。

カヤックに乗り込むと皆いっせいに漕ぎ出します……は、早い。え、ほんとに腕力関係ないの⁉どんどん差が開いていくんですが💦何度かカヤックをやったことがある人ばかりだったのでやはり経験の差なのでしょうか…。ワタクシ必死に漕ぎます。

みんなの背中が遠ざかる…

日本でこれまで見てきたカヤックツアーはどれも流れの静かな所をゆっくり楽しむように見えたのですが、アメリカはワイルド。流れに逆らって漕いだり、波が結構たっていたり…。早い潮に乗って進み(いったん流され)、そこから力強く漕いで流れから抜け出して進むなんてポイントもあり、なかなかエキサイティングです💦

ゆき
ゆき

流れから逃れるため私は必死に漕ぐ一方、みんな「yeeeeah!」「Huuuu!」って楽しんでました…

アザラシの群れに遭遇

この辺りはアザラシも多く、この日は30頭近い群れに遭遇しました。こんなに近づいてもアザラシは全然逃げません。水面からぴょこっと顔を出しては潜り、私たちを追いかけるにようにちょっとついて泳いでみたり、じーっとこちらを観察していたり…。くりくり黒目が愛くるしいです。

出発してから約1時間、外洋に面した陸地に到着しました。ここで1時間のお昼休憩。軽食を食べる人もいれば海水浴をする人もいて、思い思い楽しみます。スタート地点(★)からここまでよく漕いできた…。どういうルートをたどったか?必死に前を追っていた私にはわかりません(笑)

曇り空かつ風も強かったので外海は白波がたっていました。海に触れるとやっぱり冷たくて、この海で泳ぐ気にはやはりなれません…。たった1時間の間に潮が大きく動き、陸地にあげていたカヤックが今にも流されてしまいそうなくらい水位があがっていました。自然の力ってすごいなぁと疲れた頭でぼんやり思います。

カヤックツアー後半戦、スタート地点に戻ります。来たルートとは異なるところを進むので、帰りも新たな景色を楽しめるのが嬉しいところ。おそらくこのツアーで一番のお楽しみポイントであろう、くねくね水路を進みます。

2人並んでは通れないくらい狭い水路を、オールを使って方向転換しながら進みます。180度転換も何カ所かあり、あっちの干潟にぶつかりこっちの干潟にぶつかり…初心者泣かせのルートでした( ;∀;)進んでいくにつれ草の背が高くなっていくので、前の人の姿が見えず若干不安になりましたが、ガイドさんはちゃんと待っていてくれるので安心してください。

ゆうさん
ゆうさん

カヤックで探検している気分を味わえる面白いコースですよ~

出発からちょうど3時間、スタート地点に戻ってきました!のんびりカヤックを楽しむほどの余裕はまぁありませんでしたが、慣れてくると自分の一漕ぎですいーっと水の上を滑る感覚が楽しかったです。シュノーケルやダイビングとはまた違う水との遊びで、座ったまま波を漕ぎ分けていく感じが新鮮でした。

アザラシやヒトデ、魚、水鳥などの生き物や、漕ぐ場所によって景色がいろいろと変わるので目も飽きず、頑張りつつも楽しい3時間でした。頑張って漕いだ腕は想定通り筋肉痛になりました。

ゆき
ゆき

踏ん張っていた太ももも案外痛みが…

まとめ

この記事ではケープコッドでおすすめ!カヤックツアーを紹介しました。

  • 水域多様で魅力的なケープコッド半島
  • カヤックは初心者でも安心なアクティビティ
  • 「水の上を座って進む?」新たな感覚を発見

ケープコッド半島は海、湖、干潟など水域が多様なため、行く場所によって異なる景色を楽しめます。過去に経験したことがあるアクティビティでも、海でやるのか湖でやるのかによって、全く違った経験になること間違いなしです。

中でもカヤックは老若男女、参加できるアクティビティであること間違いなしです。若干の筋肉痛は避けられないかもしれませんが、力や運動神経が問われる遊びではないため、(私のように)運動不足…という方も楽しめると思います。水の上に座って進む、なんて非日常体験ができますよ。今年の夏は豊富なアクティビティと景色があるケープコッドに出かけてみるのはいかがでしょうか?

ここまで読んで頂きありがとうございます。

この記事がお役に立てれば幸いです☺

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