こんにちは、グンマーOLのゆきです。
この記事では、婚約指輪を探している方向けにダイヤモンドの基本事項を簡単にまとめています。
婚約指輪を試着しに行くと、目の前に様々なランクのダイヤモンドとゥン十万の値札が並べられます。そんな状態で店員さんから「この品質のダイヤモンドなのにこのお値段、滅多にないんですよ」と言われると、「そうなの?お得なのかな!?」という気がしてきてしまうものです(;’∀’)
決して安くはない婚約指輪。事前にダイヤモンドの知識があると落ち着いて対応できます。私たちが店員さんから学んだ情報やアドバイスも記載していますので、ぜひご覧ください。
※指輪試着レポートはこちらにまとめています。訪問した5店舗(ラザールダイヤモンド、GALA SDJ、TASAKI、銀座ダイヤモンドシライシ、エクセルコダイヤモンド)の指輪を写真・動画つきで紹介しています。
ダイヤモンドの評価方法
婚約指輪といえばダイヤモンド。「ダイヤはダイヤでしか磨けない」と言われるように、ダイヤは地球上に存在する最も硬い天然の物質です。ダイヤモンドが一般的に流通し始めた15世紀頃から、2人の絆が固く結ばれるように、という願いをこめて、ダイヤモンドが贈られるようになったそうです。
人によっては真珠や色物の宝石を婚約指輪につける方もいるそうですが、大半はダイヤモンドが選ばれるそうです。ちなみに指輪の部分は品質、耐久性からプラチナ、ゴールドが主流です。
お店では指輪のデザインを見た後、何も言っていないのに自然とダイヤの話になっていて、いつの間にかダイヤ付きの指輪を買うことになってました~
ダイヤモンドは4C=カラット(重さ)、カラー、クラリティ(透明度)、カットで評価されます。この評価によって指輪の値段は大きく変わります…ごくり。
カラット
一番わかりやすいカラット(ct)。ダイヤの重量のことで、1ct=0.2gと定められています。カラットとダイヤの直径の平均値をまとめたものがこちら。
カラットが倍になればお値段も倍…というわけではないのがダイヤモンド。ダイヤは原石から削りだされた後、カット、研磨され、指輪につけられます。大きくなればなるほど、もともとの原石の稀少性が増すので、大きさが2倍ならお値段は4倍…など、倍々計算で値上がりするそうです。
さて、婚約指輪に選ばれるダイヤの平均的な大きさ、気になりませんか?店員さんによると、0.2ct~0.4ctのダイヤモンドを選ぶ人が多いそうです。ちなみにこちら0.3カラット超のダイヤを試着したところです。
もちろんお好みなので0.1ct台のダイヤもお店で取り扱っていますが、御徒町の宝石商ガラの店員さんは、0.2ct以上のダイヤを勧ていました。というのも、
誰しも年を経ると指は太く、ごつく、節くれだちます。若い時の手には華奢なリングに小さいダイヤが似合うのですが、年齢を重ねるとある程度ボリュームのある指輪が似合うんですよ。
んだそうです。最近では華奢なリングが流行っていて、細い指輪に小ぶりなダイヤを選ぶ方もいるそうですが、将来的なこともちょっと考慮に入れると良いかもしれません。ダイヤの大きさも年齢に応じて似合う大きさがあるのかぁ、と勉強になりました。
カラー
無色透明なイメージのダイヤモンド、実はD~Zまでカラーがあります。ダイヤモンドそのものが持つ色の評価で、Dを最上級にZに向かうほど黄色が濃くなります。ダイヤのカラーを確認できるカラースケールがこちらのホームページにありました。
ダイヤモンドは生成過程で受けた圧力、熱、自然環境の違いによって色が変わるそうです。日本では無色透明なダイヤが人気なので、無色のD・E・F、G・Hくらいまでが多く取り扱われているそうです。
お店でダイヤを見せてもらいましたが、「そういわれると、このランクのダイヤのほうがちょっと白っぽいような…」くらいで、正直違いは分かりませんでした。特にD・E・Fは違いあるのか?と思ったくらいです。店員さんも
D・E・Fはほぼ差が分かりません。鑑定士でない限り、DとFを横に並べてまじまじ見た時、違いが分かる時がある…くらいの差です。
と言っていました。
要は自己満足です!でもそれがダイヤモンドの面白いところで、「純真無垢!絶対Dがいい」という方もいれば、海外では黄色っぽいダイヤが人気で、あえて色付きのものを選ぶ方もいるそうです。店員さんが「色はダイヤモンドの個性」と言っていましたが素敵な言葉だなと思いました。
クラリティ
続いてクラリティ(Clarity)=透明度、です。10倍の倍率で観察したときに見えるキズや、ダイヤの含有物の位置、大きさを評価する項目です。キズや含有物により光が屈折しダイヤの輝きに影響を及ぼすため、当然、傷がないダイヤが高評価となります。
全くの無傷のダイヤはフローレス(FL)に分類されますがこれはひじょーーーにまれで、ベテラン宝石商の方も1回みたことがある、というレベルのものでした。婚約指輪に使われるダイヤは、ほぼ無傷のインターナルフローレス(IF)からVS2に分類されるものが多いです。こちらのホームページでは、ダイヤモンドを拡大比較しています、ご参考。
クラリティが一番わからない項目でした。なんせ肉眼では判別できませんから!ただ、顕微鏡でダイヤを見せてもらうと、VSのダイヤには確かにひょろっとした糸くずのような内包物や傷が見えました。
肉眼で見えないし、私はこだわらないな~と思ったのですが、メーカー勤務の夫の顔には「不純物発見」と書いてありました(笑)ミリより小さい単位の仕事をしているエンジニアさんは気になるようです、これも「自己満足」ですね。
カット
ダイヤモンドの評価の中でただ一つ、人の技術が関わる評価項目がカットです。カットが美しいダイヤほどよく輝くため重視されており、エクセレント(Excellent)からプア(Poor)まで5段階で評価されます。研磨技術は年々進化しており、最近ではエクセレントの中でもさらに優れているとされる、 3-EXCELLENT(トリプルエクセレント)、ハート&キューピット/アローと呼ばれるものもあります。
トリプルエクセレントはカットの評価項目である、カット・研磨・対称性の3項目で全てExcellentを獲得したものです。ダイヤモンドの鑑定書を見るとこんな感じ。
エクセレントの中でも、さらにカットバランスが良いものに現れるというハート&キューピッド/アロー(略してH&C、H&A)があります。専用の顕微鏡でダイヤを上下からのぞくと…、矢とハートが8つ並んでいるように見えませんか?この矢とハートが左右対称にきれいに現れるダイヤがH&Cの評価を与えられます。つまり、最近の最上級は3EX+H&Cとなっています。
ここで問題なのが、独自の名前でカットを評価するブランドがある、ということです。ラザールダイヤモンドはアイディアルメイク(ID)、銀座ダイヤモンドシライシはスーパー・トリプル・ハート&アロー・エクセレント(SPTHAEX)などがあります。
このようなブランドは、4Cで見るカットの項目とは評価の基準が異なるので簡単に横比較はできません。ただ、ハート&キューピッドは肉眼で確認できるので来店時に見せてもらい、その美しさを確かめることはできます。
最終的に私は、独自のカット・評価を行うラザールダイヤモンドで指輪を購入しました。ダイヤモンドのカットに優れたブランドと言っても専門機関の評価を受けているわけではないので、自分が購入したダイヤのカットがエクセレントかどうかわかりません。前述の通り、お店でハート&キューピッドを見せてもらい、矢とハートが左右対称にきれいに見えたことと、ダイヤの輝き方が好きだったのでこのお店に決めました。結局私はダイヤモンドの評価項目を1つ無視したことになりますね(笑)
まとめ:自分の好きなダイヤに出会う
以上、ダイヤモンドの4Cについて簡単に紹介しました。ポイントはこちら
- 4Cを事前に知っておくと、指輪ショップで混乱しない
- 肉眼で分かる一番の違いは(多分)大きさと輝き
- 自分の直観で選ぶのも良し!
4Cについて事前に知っておくと、指輪ショップで落ち着いて対応できます。店頭で見るダイヤのランクや金額を冷静に評価できるので、お店訪問前にかるく勉強しておくと安心です。私たちの指輪訪問レポートはこちら。
段々とダイヤの知識が深まり、「カラーはDがいい」「クラリティも気になる」など欲が出ます。ただ、私が4Cを1つ無視してラザールダイヤモンドで購入したように、4Cだけでは測れないものもあると思います。「なんかこの光が好き」と思うものに出会えたら、それが運命のダイヤなのかもしれません✨(金額も要チェックですがw)
ここまで読んで頂きありがとうございました。
この記事がお役に立てれば幸いです☺
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