こんにちは、アメリカのグンマーゆきです!
2022年冬、夫の転勤のためアメリカ東海岸のとある田舎で駐在妻はじめました。
アメリカ生活でラクなこと、それはごみ捨て。「分別」という意識が非常に低いので、私が住んでいるアパートのごみ捨て場は24時間なんでもかんでも捨て放題です(良心は痛みます)。しかしその中で要注意なのが飲料缶、実はお金になるごみなんです!
この記事ではビン・缶のリサイクルのすすめ、をレポートします。
※対象となるのは以下の10州で購入したビン・缶です。地域をご確認ください。
アイオワ州
オレゴン州
カリフォルニア州
コネチカット州
ニューヨーク州
バーモント州
マサチューセッツ州
ミシガン州
メイン州
ハワイ州
ご参考に、コネチカット州のごみ捨てのガイドラインも紹介します。コネチカット州に越してきたばかり、という方の参考になれば幸いです。
飲料缶はお金になるゴミ?
アメリカではリサイクルを奨励するためコンテナ・デポジット法(Container-deposit legislation)、通称ボトル法案というものがあります。飲料品にあらかじめ保証金(デポジット)を上乗せして販売し、お客さんが利用後の飲料容器を返却するとそのデポジット分が返金される、という仕組みです。
アメリカでは州ごとに自治が行われているので、対象州、対象飲料缶、デポジット金額は州によって異なります。現在コンテナ・デポジット法が制定されているのは以下10州で、デポジット金額を5セントに設定している州が多いです。州によって対象飲料缶の種類や大きさを細かく定めていますので、詳しくは該当州のホームページをご参照ください。
私たちが住んでいるコネチカット州は缶の大きさに関わらず一律1缶5セントのデポジットがかかっています。レシートの赤枠部分がデポジットの金額です。
この日はビンを12本購入したので、12PK×$0.05(1本あたり5セントのデポジット)=$0.6が、飲料缶代金に上乗せされています。
デポジットがかかっていることを知らずに、渡米当初は飲料缶やペットボトルをごみに捨てていました…もったいない!!飲料缶が回収対象であることが分かってからは、このリサイクル活動に参加しています。
5セントは少額ですが、チリも積もればです
デポジット金額の回収方法
コネチカット州の場合、飲料缶の回収場所はスーパーです。多くの州がスーパーで回収していますが、カリフォルニア州は専用の収集場があるなど、州によって異なります。やはりこの点も各州の規定を確認してみてください。
スーパーの入り口あたりに、飲料缶を回収する機械が置いてあります。地域によってはあまり治安が良くない場所もあるかもしれません。夜の訪問や、よくない雰囲気を感じたら必ず避けてください。スーパーの一角ではあるのですがいろんな人が集まる場所なので、我が家は念のため注意しています。
操作は簡単。飲料缶の種類を確認し、モニター下のベルトコンベアに飲料缶を1本ずつ寝かせて置いていきます。勝手に吸い込まれていくので、次々と飲料缶を置いていけばOKです。
すべて飲料缶を投入したら、機械左下の緑のボタンを押します。するとデポジット金額が記載されたレシートが出てくるので忘れずに回収しましょう!
出てきたレシートはこちら。そのスーパーで使えるクーポン券です。お会計時にバーコードをスキャンしてもらうと、支払い金額から割引(デポジット金額の回収)を受けられます。
一度支払ったお金を回収するのももちろんですが、「ちょっといいことをした気分」になれるのでこの活動を気に入っています。日本の分別・リサイクルの習慣に慣れているので、何かしないとちょっと心地悪いんですよね…。
普段、分別を全くしなくなった罪滅ぼしです
ご参考:CT州のごみ捨てルール
ご参考に、コネチカット州のごみの分別ルールを紹介します。分別といっても、リサイクルできるもの(IN)/できないもの(OUT)、の2種類しか分別法はありません。一覧表を参考に分別し、我が家は紙類のごみ、ビン・缶(飲料缶を除く)をリサイクルごみに出しています。ちなみに、ピザ箱はリサイクル対象です。
リサイクルできるもの/できないもので、ゴミ箱の色(青がリサイクル、緑が非リサイクル)や捨てる場所が分けられています。とは言え、分別できていないからといってごみを回収してもらえないわけではないので皆適当です…。ゴミ回収の日は、収集車がむしろごみをまき散らしていくので道が汚くなります💧日本は本当にきれいで、規律がしっかりしているなぁと思う瞬間です。
コネチカット州の自治体のホームページでは、リサイクル対象かどうか単語検索できるページもありました。
まとめ
この記事では、ビン・缶リサイクルの方法を紹介しました。ポイントはこちら
- 5セントも積もれば1ドルに!少額と侮るなかれ
- 飲料缶の回収場所は治安チェックも忘れずに
- 小さな活動でも「ちょっと良い気分」が味わえる
1缶あたりは小さい金額ですが、いつの間にか2ドル‥3ドル‥とお金は積もります。物価が高いアメリカです。日々の生活で節約・回収できるものはしないと損だと思います!
街中で飲料缶を集めて、日々の生活の支えにしている人もいます。飲料缶回収場所はいろんな人が集まりますので、訪れる際は念のため気を付けて下さい。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
この記事がお役に立てれば幸いです☺
コメント