【アメリカ生活】海外で日本向け動画を見る方法 おすすめ大手VPN４選

こんにちは、アメリカのグンマーゆきです！2022年冬、夫の転勤のためアメリカ東海岸のとある田舎で駐在妻はじめました。

海外に住んでいると、日本語が聞こえてくるのは動画やテレビ、ラジオの世界のみ…。日本語が恋しくなり、日本にいる時は大して見なかったドラマやバラエティ番組を見たくなります。しかし、TVerやU-NEXTなど、日本向けの動画配信サービスは海外では一般的に使えません！

「日本のテレビを見たいのに見れない…」、この記事ではその問題を解決する、海外で日本向けの動画配信サービスを利用する方法をご紹介します。

この記事では、とーーっても簡潔に海外で日本の動画・ホームページにアクセスできない理由、VPNの基本知識を紹介しています。情報収集を始めたばかりという方は冒頭からご覧ください。

アクセス制限やVPNについてすでにご存じの方は、VPNの選び方、おすすめVPN一覧をご覧ください。我が家で使っているNordVPNの使用方法も写真つきで紹介しています。

海外で日本の動画は見られない？

アクセス制限

日本のアプリや動画配信サービスを海外で利用できないことは多々あります。その理由は、各国で異なる著作権やプライバシー保護規制を遵守するため制限がかけられていること、政府がサービスの利用を制限していること、などが要因です。日本国外で使えない主なアプリ、動画配信サービスはこちら。

日本国内向けの動画配信サービスは海外からほぼアクセスできません。例えばAmazonプライムのアプリをアメリカで開くと以下のように表示されてしまい、日本では無料に見られる動画がレンタルや購入しないと見られません。

また、欧州ではプライバシー保護規制の観点から、LINEやYahoo!JAPANも利用できない場合があります。日本であれだけ主流になっているLINEが使えないのは大問題です。（ちなみにアメリカではどちらも利用できました。）

これらの制限はIPアドレスと呼ばれる、ネットにつながる機器全てに振られた番号を使って判別されています。IPアドレスは住所のようなもので、どこの国・場所からネットに接続しているかが分かってしまうため各国の規制に引っかかり、アクセスが遮断されてしまいます。

VPNとは

この問題を解決してくれるのがVirtual Private Network（VPN）、ネット上に設ける仮想専用線です。

VPNを利用することで、インターネット内に専用のトンネル（図でいうと土管部分）を作ります。海外からはアクセス制限される情報でも、一度このトンネルで日本を経由すれば日本からアクセスしているように見せられるので、海外でも日本向けサービスを利用できるようになるのです。

「IPアドレスを偽装」というと聞こえは悪いですが、VPNは多くの国で利用が認められている合法サービスです。しかし利用を制限している国ももちろんあるので、以下の国で利用する場合は規制を確認してください。各国の規制に関してはNordVPNのホームページに詳細があります（こちら）。

VPNを利用することでネット内の国境がなくなることがメリットですが、セキュリティが向上する点も利点の一つです。VPNのトンネルを通った情報は外から見ることができないうえに、トンネル内の情報は暗号化までされています。仮にハッカーがトンネル内に侵入し情報取得しても、数字や文字の羅列が見えるだけで、「誰かがどこかで何かの情報を取得している」ということぐらいしかわかりません。

在宅勤務やフリースペースでの仕事が一般的になりつつある現在、セキュリティ強化のために日本国内においてもVPNの利用が推奨されています。

おすすめVPN

VPNの選び方

VPNサービス提供会社は日本ブランド、海外ブランドとたくさんあります。何に注目して選べばよいか、VPNを実際に使っている我が家が勧めるポイントはこちら。

まず第一に料金であることは言わずもがな。毎月固定費として家計に乗ってきますので安いに越したことはありません。

続いてVPNに同時接続可能な機器の台数も重要です。パソコン、スマホ、タブレット、テレビなど電子機器は家にあふれています。複数の端末から同時にVPNに接続し、動画やゲームを楽しみたいという状況は多々あると思いますのでこの点も要チェックです。

最後に通信速度。通常のネット使用時と比較し、VPNに接続したうえでネットを使うと通信速度が遅くなります。情報の暗号化を行うのにひと手間かかることもありますが、VPNのトンネル（サーバー）を利用者間で共有していることが要因です。利用者が多くトンネルが混みあえば通信速度は遅くなってしまいますので、世界各国にいくつトンネル（サーバー）があるかも重要です。

おすすめVPN一覧（４社）

大手VPN４社の料金やサービス一覧がこちら。この中で我が家はNordVPNを契約しています。次の見出しで決め手・利用状況を紹介します。

	NordVPN	MillenVPN	SurfsharkVPN	ExpressVPN
料金 （月契約）	$12.99	￥1,496	$12.95	$12.95
月額料金 （１年契約）	$4.59	￥594	$3.99	$6.67 （半年で$9.99）
月額料金 （２年契約）	$3.99	￥396	$2.39	ー
同時接続台数	６台	１０台	無制限	５台
サーバー数	60ヵ国 5,700台	72ヵ国 1,300台	100ヵ国 3,200台	94ヵ国 3,000台
	業界最大手	日本語サービス	接続台数が魅力	速度に自信？
公式HP	NordVPN	MillenVPN	Surfshark	ExpressVPN

どの会社も長期契約するほど安くなります。MillenVPNは日本の会社ですので円建てで支払いできること、日本語のサポートサービスがある点が魅力です。そのほか３社は海外の会社ですが、申し込みは日本語でできますし、NordVPNとExpressVPNは日本語翻訳付きのサポートサービスがあります。

人によって重視するポイントが違うと思います。４社はすべて30日間の返金保証がありますので、１カ月試してみて通信速度などを体験し、問題なければ使い続けるという流れがオススメです。

VPN利用体験談

NordVPNにした決め手

我が家はNordVPNを契約中です。２人暮らしで同時接続台数６台もあれば十分なことや、何より通信速度を重視していたのでサーバー数が多いNordVPNを選びました。VPNを契約する一番の目的は日本の映画・ドラマを見ることでしたので、有料VPNを購入しているのに動画が途中で止まるとかユルセマセン…（#^ω^）

ExpressVPNも超高速を売りにしていたので候補にあがりましたが、いろいろ調べていたところこんな記事をみつけました。2020年の記事ですが、第三者評価機関が各社の通信速度を比較したところNordVPNが最速だったそうです。

NordVPNは通信が混雑する夜の時間帯でも動画が途中で止まったり、通信が切れたりしたことはありません。ただ、VPNを接続していない時と比較してページの読み込みが１，２秒遅いです。NordVPNでもこの速度なので、これ以上遅くなるとVPNを使うこと自体がストレスになりかねません。高速通信環境に慣れてしまった我々には、速さ、大事だと思います…。

NordVPNの使い方

使用方法は簡単です。VPNを使いたい各機器でNordVPNのアプリをダウンロードし、登録したID・パスワードを入力します。

アプリを起動し国を選択します。VPNは、日本だけではなくサーバーが設置されている国であればどこにでもトンネルを作る（サーバーを経由する）ことができます。画面が切り替わり「（国名）に接続」という表示が出れば、VPNに接続できています。今このスマホは日本から接続しているように認識されています。

画面左上にはVPNに接続されていることが分かるアイコンが表示されています。Amazonプライムのアプリを開いてみると、日本国内にいた時と同様の画面が表示され、日本向けの動画が見られるようになりました。

VPNで日本のサーバーにつないでいると、アメリカやその他の国向けのアプリやホームページにアクセスできませんので切り替えをお忘れなく。

まとめ：VPNを使って脱ホームシック！

この記事では、海外で日本向けの動画配信サービスを利用する方法を紹介しました。大手VPN４社は30日間の返金保証がありますので、1カ月通信速度やサービスをお試ししてみてください。

日本にいた頃は全くテレビを見なかったのですが、海外にいると日本のバラエティやドラマに救われます。家族の心の健康を保つのにも日本の動画は一役買ってくれますので、VPNぜひ検討してみてはいかがでしょうか！

ここまで読んで頂きありがとうございました。

この記事がお役に立てれば幸いです☺