こんにちは、グンマーOLゆきです!
新緑がきれいな季節、自然を見てリフレッシュしたいな~って気分になりませんか?
「緑は見たいけど、山の装備持っていない・・」、「めっきり運動していないし山なんて登れない・・」という方向けに、谷川岳ハイキングレポートをお届けします!
- 【運動不足の著者でも行けた】
高低差の少ない谷川岳川沿いハイキングルート
- 【装備の参考に】5月中旬の登山道の写真
谷川岳の入り口「山岳資料館」を出発し、一の倉沢までは舗装道路になっているのでスニーカーでも手軽に歩けます。きれいな空気をちょっと味わいに出かけるにはピッタリのコースです!
帰りは近くにたーーくさんある温泉で、汗を流して帰ってくださいね~☺
谷川岳について
群馬に住み始めてから、1回行ってみたかったんです。ロープウェイもあるみたいだし、ラクに頂上まで行けるんじゃない?
・・と思ってたんですが甘かった。
5月の半ばでも頂上はまだ超雪山らしいーーー( ;∀;)
出発前日に今日の谷川岳という群馬県のサイトで、「アイゼン、ピッケルなどの滑り止め必携」と書いてあるのを見つけ、まじ!?!?となりました。やっぱり山はすごいな・・。自然はなめちゃいけないね。。
ということで雪山装備もなく、パワーも無いわれわれ(というか私)のレベルに合わせ、ハイキングに切り替えました。
登山ルート
初心者向けに推奨されているハイキングルートが、山岳資料館~マチガ沢~一の倉沢まで片道3.3㎞(55分)のコースです。この道はすべて舗装された道路なのではきなれた靴であればOKです。
一応登山靴を持っている私達は、一の倉沢から先の、幽ノ沢、芝倉沢まで行って新道を通って帰るルートで計画しました。一の倉沢から先は登山道であるため、山装備が推奨されます。道には岩や木が転がっていますし、残雪の上を歩く箇所もありました。
防寒着は、長袖・長ズボン、上に羽織れるもの、ウィンドブレーカーがあると安心です。たまに寒い風が吹くときもありましたが、基本的には長袖・長ズボン・羽織るもの1枚で歩き通せました。
ただ、自然をなめず!自分の装備と体力とよく相談して、どこまで行くか決めることをおススメします。
行動時間
- 8:20谷川岳インフォメーションセンター
- 8:35山岳資料館(谷川岳入口)
- 9:05マチガ沢
- 9:30一の倉沢
- 10:10幽の沢
- 10:55芝倉沢出合ここでお弁当タイム
- 11:45新道入口
- 13:37谷川岳インフォメーションセンター
芝倉沢ハイキング
いきなり寄り道 旅のスタートはモグラ駅から
谷川岳登山口のすぐ近くに、観光スポットがあります。それは・・JR上越線の土合駅!
この駅は知る人ぞ知るおもしろ駅で、日本一のモグラ駅と呼ばれています。地下70mのトンネル内に電車が到着するホームがあるため、外に出るために改札まで462段の階段を上ります。
ここ付き合いたての頃にデートで来ました💛(渋っ、という気持ちは隠してw)。当時はがらがらだったのですが、2020年に駅舎がカフェになり、またグランピング施設が近くにできたからか、朝8時でも駅の前の駐車場は何台か車が停まっていました。
ちなみに、以前遊びに来たときは水上駅から電車に乗り、土合駅で降りてみました!一駅前の湯檜曽駅を出た後は、電車が山を登るためにぐるーーっと一周します。周っているという感覚がわかるような、わからないような・・。面白い路線なので1度乗ってみるのもありです★(電車の本数が少ないので、帰りの電車待つための時間は要確保ですがw)
今日は土合駅を通過し、すぐに谷川岳の登山口に向かいます。土合駅から車であがるとすぐ谷川岳インフォメーションセンターがあり、ここに無料駐車場ときれいな公衆トイレがあります。
もうちょっと上がると谷川岳ロープウェイにも駐車場があるのですが、こちらは500円。歩く距離<500円(節約)。ということで谷川岳インフォメーションセンターで準備を整えて出発です!
山岳資料館から一の倉沢
マチガ沢まで
谷川岳ロープウェイ乗り場を過ぎ、山岳資料館まで徒歩7分ほど車道を歩きます。坂道です。
山岳資料館にはスタッフの方がいて、案内図や当日の山の様子を教えてくれます。2022年は例年より雪が多かったためまだ溶け切っておらず、頂上のロープウェイ降り場では、雪山装備ではない人に下山を促したりもしているそうです。
山岳資料館から一の倉沢までのハイキングルートは10分弱上りがあるだけで、その後は平坦な道で舗装道路のため歩きやすいです。混雑状況はというと、がらがら。3組程前を歩く人がいただけで、すれ違った人も数えるほどしかいませんでした。あまり時期ではないのでしょうか?
スキーをしょって歩いているおじさんもいました。バックカントリーの人なんだろうなぁ、すごい・・。私の叔父も山スキー好きなのですが、上るだけでこんなに大変なのに、そのうえスキー担いで歩いて雪山滑ってくるって・・ド素人からしたら狂気の沙汰w自然愛好家はすごいですな、尊敬。
道中、いくつか登山口があります。1つ目は西黒尾根登山口。この道は木の根や石がごろごろしているので登山装備じゃないと当然だめそう…。写真ではあまり伝わりませんが斜度が30度くらい、うん、山です。
開けたところでは谷川岳の雄大な景色が楽しめます。雪がまだ残っているのが見えました。
そして到着マチガ沢~・・どんよりw
約30分で到着しました。案内図の通りのスピードです。ここはベンチがあり休憩できます。私の写真の腕では到底伝えられませんが、空に向かってそそりたつ谷川岳の岩の壁が目の前に広がります。力強さを感じます。
一の倉沢まで
マチガ沢を過ぎると2つ目の登山口「巌剛新道」がありました。登山道・・どこ?w
先ほどの登山口よりも険しい道のようで、看板にも「不安な方は西黒尾根をご利用ください」とありました。
そして一の倉沢到着・・!どんより(2回目)w
マチガ沢から約25分で到着しました。またしても案内図通りのスピード。先ほどよりも近くに山肌を感じることができ、圧倒されます。
一の倉沢はきれいなトイレとベンチがあります。また、ここまではバス(店員8名)も走っているので、気軽にくることができます。バスの案内はこちらのサイト
一の倉沢ですでに、身長よりもずっと高い雪が残っていました。山頂はいかほどか・・、ちゃんと装備と練習しないといけませんね( ;∀;)
一の倉沢を過ぎ山道へ、芝倉沢まで
ここで歩きやすい舗装道路と別れ、いよいよ山道に入っていきます。そしてちょっと晴れてきた!新緑と青空がとってもきれい!!
一の倉沢を過ぎた後は山道です。歩きにくいわけではないですが、倒木が多く、木を跨いだり、くぐったり、動かなくてはなりません。また雪も結構残っていたので、注意して進みました。
一の倉沢を過ぎ、ちょっと山道を進むと、岩肌にタイルのような石碑が埋め込まれているのに気づきました…慰霊碑です。恥ずかしながら知らなかったのですが、谷川岳は「遭難者を世界一出した山」としてギネスに載る、事故が多い山でした。
下から見上げると恐ろしいくらいの、そそり立つような岩の壁。谷川岳はロッククライミングの聖地だそうで、昭和の時代から挑戦者が後を絶たなかったそうです。石碑のお名前や年齢を拝見し、静かに進みました。
幽の沢に到着!完全に雪が残っていたので、先に進むためには雪の上を渡らなければなりませんでした。滑って転げ落ちそうで怖い・・。幽の沢を過ぎると「ブナのしずく」という水が滴るところがあります・・が、よくわからなかった。
ここからラストスパート、芝倉沢まで進みます。静かな山道です。天気は再び曇りが優勢、風が吹くと急に寒く感じるので、上着の調整が難しかったです。リラックスのためにきてるはずが、どんよりしてるし、お腹はすくし、ゴールはまだかなぁという気持ちに支配されてましたw
芝倉沢に到着!ようやくお昼!!岩の上に座っておにぎり食べました🍙
ここは座るところも何もなかったので、我慢せず、途中にあったベンチでご飯食べちゃえばよかったと若干後悔。
ご飯を食べ休憩しながら、「動物いるのかなぁ」「鳥は鳴いてるけどねぇ」・・とほのぼの話をしていたら突然夫が、
・・・・・ふつーにいるぅぅぅ
と私の後ろを見てる。慌てて立ち上がって振り返ると、きつね?テン?のようなふぁさっとした尻尾が歩いていくのが見えました。
びびりの私。そそそ、そりゃ動物いるよね(;’∀’)何もなくてよかった(;’∀’)(;’∀’)
とドキドキしたのですが、いや、待て、夫の驚き方よwもうちょっと声張って知らせてよww
山のランチを満喫しました。
一の倉沢から引き返し 新道へ
帰りは違うルートを通りたかったので、新道へ降りました。一の倉沢まで来る途中に4か所、新道との分岐があります。新道は湯檜曽川沿いの道で、トレッキングルートから川に向かって降りていきます。
この斜面、結構急。そして岩がごろごろしているので、動く岩にうっかり足を置くと捻挫の危険ありです。
川沿いまで降りてしまえば、あとは川の音を聞きながら森林浴です。午後には晴れてきて、青い空ときれいな水、そして新緑を見ながらてくてく歩きます。
帰り道では猿に遭遇しました。前方で、何かが横ぎった!と思ったら、一匹、また一匹と猿が出てきました。合計5匹。今の時期、山菜を食べに山から出てくるんだそうです。
前日の大雨で道が浸水していて、川の上にちょっと出た岩づたいに渡らなければならない箇所がありました。川の水はきれいなのですが、水の勢いが結構あったのでちょっと怖かったです・・。
無事13時37分、ゴールです~。ふぅ、歩いた、歩いた。
帰りは水上館の温泉に入って帰りました。雨には降られなかったものの、どんよりしていた5月の谷川岳でした。今度は谷川岳の頂上まで行ってみたいなぁ。
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