こんにちは、アメリカのグンマーのゆきです!
2022年冬、夫の転勤のためアメリカ東海岸のとある田舎で駐在妻はじめました。ニューヨークが東京なら、ここは地理・環境的にもまさに群馬・・。ということで引き続きグンマーとして、海外生活のあれこれをつづっていきたいと思います。
さて先日、ボストンへ出かけてきました。この記事では私たち同様ボストン初心者の方に向けて、超定番ボストングルメを紹介したいと思います!
この記事で紹介する名物・レストラン
- 【ロブスターロール】
- James Hook & Co.
- 【海鮮祭り】
- OYSTER UNION HOUSE
こちらの記事では、私たちが実際に歩いた観光ルートを紹介しています。室内観光が多いので、寒いときにもおすすめです。どう周ろうとお悩みの際に、参考にして頂ければと思います。
James Hook & Co.
名物ロブスターロール
ボストンの名物といえばロブスターロール!港町であるボストンをはじめ、アメリカ東海岸で最北州のメイン州はロブスターが有名です。作り方はとってもシンプルで、新鮮なロブスターのむき身をホットドッグなどのパンにはさむだけです。
ボストンの情報を発信し続けて40年のBoston Magazineによれば、ロブスターロールは大きく2種類に分けられるそうです。
温&バター:焦がしバターをからめ、ねぎなどの薬味で味つけ
冷&マヨ:冷やしたロブスターにマヨネーズをからめたもの
Boston Magazineは2009年から毎年ベスト・ロブスターロールを選出しています。ホームページでは歴代の受賞レストランが紹介されています。今回は2013年、2015年の2回受賞しているジェームズ・フック・アンド・カンパニーに行ってきました。
概要
所在地 | 440 Atlantic Avenue, Boston, MA 02110 |
時間 | 月ー日:10時~16時 (時間は変更される可能性があります) |
電車 | South Stationから徒歩6分 |
HP | jameshooklobster.com |
1925年創業、家族経営のロブスター・海産物の小売店です。地元のレストランや小売店への海産物卸から始まり、現在はオンラインでも魚介を出荷・販売しているようです。今はフック家の3代目になる4兄弟が経営しています。
11時頃お店に到着しました。人気観光シーズンではないからか特に行列はなく、すぐお店に入れました。お店の外にはテーブルとイスがあり飲食スペースになっています。寒さ除けのテントもたっていて、その中のテーブルで食べることもできました。
お店の中にはいけすがあり、ロブスターやらおっきなお魚やらゴロゴロいます。「漁師さんのお店」という感じで、長靴姿のおっちゃんが対応してくれます。ロブスターロールを買い求める人もいれば、ショーケースに並ぶホタテやロブスターのほぐし身を買っている地元の方もいて、地元でも人気のお店なのかなという感じです。
メニュー・値段
さっそく、ロブスターロールのお値段はこちら。
レギュラー+マヨ | $27.99 |
ラージ+マヨ | $34.99 |
レギュラー+バター | $33.99 |
ラージ+バター | $38.99 |
フライドポテトやサラダなどの副菜はつかず、ロブスターロール単品のお値段です。このほか、クラムチャウダー($8.99)、ポテトサラダ($6.99)、シュリンプカクテル($15.00)などもあります。メニューはこちら
いや、高いよ。「漁師さんがやっているお店だからコスパがよい!」というコメント見たのですが、それでも高い・・。Boston Magazineのコメントを見ると、過去のお値段が掲載されていました。
- 2013年:14ドル
- 2015年
- レギュラー:16ドル
- ラージ:19ドル
ここ数年ですさまじく値上げされています・・。足元の物価上昇で今後も値上げが予想されますので、ロブスターロールは早めに挑戦するのがよさそうです!!
ご参考までに、日本でも展開しているLukes Lobster(ボストン、バックベイ店)のロブスターロールは、4OZ(113g)が$24、6OZ(170g)が$35でした。ロブスターロールの相場は20ドル~40ドルというところなのでしょうか。
今のお値段でも購入をためらうのに、さらに値上げしたら・・💧
いざ実食
さて、ロブスターロールとご対面!ラージサイズ+マヨネーズ($34.99)を頂きました!ベスト・ロブスターロールとして紹介されていた写真がマヨネーズっぽかったことと、夫がマヨラーのためこちらにしました。
ロブスターはごろごろと、パンに山盛りになっています。気を付けないとこぼれおちそう。がぶりとかぶりつくと、ロブスターのぷりぷりで肉厚な身がマヨネーズと絡まってより甘さが引き立ちます。パンは焼かれているので温かく、塗られたバターがしみ込んでいてちょうどよい塩味です。
マヨ好きにはたまらない一品。マヨ、いい仕事してます
晴れていたので外のテーブルで食べましたが、おこぼれを狙っているのか海鳥の視線が気になります。外で食べる際は気を付けてください。
12時頃になるとランチタイムで訪れる人が増え、10人以上の行列ができ始めました。16時にはお店閉まってしまうので、ちょっと早めのお昼などに行くのがよいかもしれません。(夏など、人気観光シーズンはまた状況が違うと思います💦)
UNION OYSTER HOUSE
概要
所在地 | 41 Union Street Boston, MA 02108 |
時間 | 月ー木・日:10時~21時 金ー土:10時~22時 |
電車 | South Stationから徒歩14分 |
HP | http://www.unionoysterhouse.com/index.html |
1826年創業、アメリカ最古のレストランといわれています。レストランが建つユニオン・ストリートは1636年に整備されましたが、建物そのものはいつ建てられたのか記録がないようです。1800年代にアメリカで牡蠣ブームが訪れ、あちこちに牡蠣小屋、牡蠣バー、牡蠣弁当屋などが作られる中、ユニオン・オイスター・バーも飲食店としての歩みを始めました。1826年に作られた、今でも残る半円のバーカウンターはお店の歴史を感じさせます。
また、ケネディ大統領が愛したレストランとしても有名です。2階にあるちょっと高い仕切りで囲まれたテーブルがケネディ大統領お気に入りの席で、そのブースは『The Kennedy Booth』として残されています。
お店の雰囲気
16時頃のお店の様子がこちら。すでにバーカウンターやテーブルはほぼ満席、大賑わいでした。観光地ど真ん中ということもあり、観光客でいつもにぎわっているそうです。
みんな何時から飲んでるんだ・・という思いは置いといてw、ネットで簡単に予約できるので、予約していくほうが良いかもしれません。予約していたので5分程待ったくらいで、すぐ案内してもらえました。
実はこのお店、店内にフリーダムトレイルがあります。フリーダムトレイルとは赤いレンガ埋め込まれた歩道で、この道をたどっていくと主要な観光地16か所を訪れることができるようになっており、ボストン・アメリカの歴史を学べます。
全長4キロにわたるこの赤い道がお店の中にもありました。壁にはボストンの歴史が彫られた木版画がかけられていて、フリーダムトレイルと絵を写真に撮りに来ている人もいました。
いざ実食
まず注文したのはCold Seafood Sampler($22.95)。やはり海鮮盛り合わせは食べなきゃいかん気がして、2人とも牡蠣が苦手なのですがw、挑戦しました。
日本の牡蠣のトロリとした食感と、嚙んだ瞬間とろりと出てくるミルクが苦手なのですが、アメリカの牡蠣はあっさりしていました。日本の牡蠣よりも小ぶりで、他の2枚貝とあまり差がないような気がします。苦手なとろりもなかったので、抵抗感なく食べられました。レモンを絞ったり、チリソースをつけたりするとさらにさっぱりして、すごくおいしかったです。
しかし写真手前にある桜色のチェリーストーンクラムズはいまいちでした。ちょっと独特の生臭さがあるというか、磯臭いというか・・。チリソースをつけても生臭さが口に残って、貝があまり得意でない人はちょっと苦手かもしれません💦
続いてクラムチャウダー(大)($12.95)!写真では小さく見えるかもしれませんが、2人で分けてちょうどよいくらいの量です。
もう濃厚で濃厚で、魚介とベーコンの旨味がたっぷり、最高においしかったです!飲み始めたら手が止まらず、2人で競うように飲みました。しっかり温められてて、寒空の下、歩き回った体にしみる・・。
また、一緒に来たパン、これがまたおいしい!コーンブレッドなのでしょうか?パウンドケーキとバームクーヘンの中間くらいの硬さで、密度がしっかりした甘じょっぱいパンでした。甘辛ミックスを1人でこなすデキルやつ✨ちぎる手が止まりません、お代わりしたいくらいでした。
メインはロブスターポット(小、1.25~1.5ポンド)!お値段はMarket Price・・時価のためびくびくしてたのですが(オーダーするときに値段を聞き忘れました)、今日のものは52ドルでした!まぁまぁ良心的な値段。
ロブスターはサイズと食べ方を選べました(大/小、焼き/蒸し)。大は2ポンド=約1キロになるので、それは多すぎかと思い、小を注文しました。食べ方は「蒸し」にしています。レモンと溶かしバターが一緒についてきました。
面倒ですが大きなはさみが渡されるので、自分で殻を切って食べます。爪の部分はぷりぷり、身の部分はほろほろ。ですが、ロブスターの味・旨味そのものは薄めかも・・?溶かしバターにくぐらせて食べました。
おいしかったのはロブスター味噌。かに味噌よりやや甘い感じで、濃厚なよいクリームになっています💛バゲットとかに塗って食べたらすごく合いそう・・✨自分で殻を外すのが面倒なのもあって、ロブスター味噌ばかりほじってチューチューしていたら夫に若干ひかれましたw
欲望に負けて追加してしまったクラブケーキ($25.95)。大好きなんです💛蟹コロッケみたいなものですが、中身がクリームソースではなく、カニのほぐし身がぎゅっと詰められています。このお店のクラブケーキは衣はさっくさく、中身は蟹の味をしっかり感じられる一品でした。
メインを他にされるのであれば、締めとして1人1コロッケあればちょうどよい感じで、油感も満足度高めですwおなかの余裕があればぜひ食べてみてください!
お会計・感想
悔しいことに今回はデザートまでたどり着かず、レポートはごはんで終わりです。ボストンクリームパイ食べたかった・・。次回の積み残しにしたいと思います!
さて、お会計ですが税金・チップ込みで以下でした!(レシートの写真撮り忘れました)。お酒を飲まなかったのでこのお値段におさまりました。
合計:$142.25
ごはん:$114.16
税金 :$7.61
チップ:$20.48
お料理について、クラムチャウダーがとてもおいしかったです。「クラムチャウダーならここ!」という人のコメントもちらほら見ました。一方で、チェリーストーンクラムズやロブスターはもう少しおいしいものもあるのかな?というのが正直な感想です。チェリーストーンクラムズは香りが苦手だなと思いましたが、初めて食べたのでもう一度別の機会に挑戦しようと思います。
お店の雰囲気は素敵でボストンの歴史を感じられる場所でしたので、初めてのボストン旅には良いレストランでした。
まとめ
ボストンに来たならば、まずは海鮮祭りがオススメです!
今日紹介したお店は街の中心地から徒歩で回れる場所にありますので、定番の観光地めぐりのルートに組み込みやすいと思います。
そのほか、街歩きの様子や、ボストン茶会事件船と博物館など、観光スポットについては別記事でまとめていますので合わせてご覧ください。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
この記事がお役に立てれば幸いです☺
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