【ナイアガラの滝】超定番クルーズ船に乗る!アメリカ・カナダ船の違いや見所紹介

旅行

こんにちは、アメリカのグンマーゆきです!2022年冬、夫の転勤でアメリカ東海岸のとある田舎で駐在妻はじめました。

アメリカ東海岸の1大観光スポットと言えばナイアガラの滝。滝は遠くから眺めるのも良いですが、その勢いを体感できる様々なアトラクションがあります。中でも特に人気なのがクルーズ船!シーズン中はアメリカ側、カナダ側からひっきりなしに船が出ていてとてもにぎわいます。

これからナイアガラに行かれる予定の方の中には、「アメリカとカナダの船で何が違うの?」「どちらの船がおすすめ?」はたまた「クルーズ船は乗るべき?」とお悩みの方もいると思います。そこで、この記事ではナイアガラの滝クルーズ船体験談写真・動画付きでご紹介します!

この記事でわかること

  • 【概要】アメリカ・カナダ船の違い
  • 【船を選ぶポイント】出航時間が早い船にのるべし
  • 【体験レポート】滝の威力に圧倒される

ナイアガラ周辺のおすすめ観光ルートについてはこちらでまとめています。1日でナイアガラの滝と、アイスワインの産地であるカナダのナイアガラ・オン・ザ・レイクを車で周りました。「滝以外に観光地はない?」「どうやったら効率よく周れる?」と旅行計画中の方向けに、我が家のタイムスケジュールが参考になれば幸いです!

ナイアガラの滝:クルーズ船

クルーズ船のルート

ナイアガラの滝周辺には様々なアトラクションがありますが、歴史が古く観光の超定番と言えるのがクルーズ船です!船で滝に近づき、水しぶきを浴びながら滝の威力を体感できます。

ナイアガラの滝は実はアメリカ滝、ブライダルヴェール滝、カナダ滝の3つで構成されています。クルーズ船はアメリカ側からは霧の乙女号Maid ot the Mistメイド・オブ・ザ・ミスト)、カナダ側からはナイアガラ・シティ・クルーズという船が出ていて、どちらの国の船も同じルートで航行し、3つの滝の間を20分ほど周遊します。まずアメリカ滝の横を通過し、カナダ滝の正面でしばらく停泊した後、Uターンして戻ります。

船の乗り場はちょうど対岸に面していて、アメリカ船とカナダ船が代わる代わる出航します。クルーズコースや乗船時間は全く同じため、言ってしまえばどちらから乗っても体験に差はありません。しかし!船の選び方のポイントがありますので次の章で紹介します!

アメリカ船・カナダ船の比較

クルーズ船の違いはこちら。

航行時期については氷の解け方、天候によって毎年変わりますが、カナダ船のほうが長く航行している傾向があります。とはいえ、例年11月終わりにはクルーズ船が終了してしまうことが多いので、観光予定の方は早めに計画するのがよさそうです。

ゆうさん
ゆうさん

寒くなると滝の氷しぶきが飛んでくるそうです。夏もいいですが、冬の厳しさを体感するのもよさそうですね~

アメリカ:展望台のチケットつき

Maid ot the Mistのチケットには、Niagara Falls Observation Towerという展望台のチケット($1.25)が含まれています。アメリカ船の乗り場にはこの展望台のエレベーターを使って降りていくので、船と展望台を楽しめる1粒で2度おいしいアトラクションになっています。

ただし、わざわざこの展望台に行く価値があるかというと…あまりないかもしれません(;’∀’)。この展望台は、アメリカ側から見えづらいカナダ滝を見るため川に張り出すように作られましたが、やっぱりカナダ滝を正面から見ることはできないんです。

カナダ滝を正面から見たいならカナダ側に行くのが良いですし、展望台の高さを楽しみたいなら国境の橋レインボーブリッジで十分楽しめます。Niagara Falls Observation Towerに行った近所の駐在奥さんも「わざわざ行かなくてもいいと思う💦」と言っていました。船のついでに楽しめたらいいか~という感じのようです。

カナダ:船は時間指定チケット

カナダ船は1時間単位で乗船時間を選び、オンラインでチケット購入できます。この時間内にクルーズ船乗り場に行きチケットの確認を済ませればOKで、あとは順番に船に乗せてもらえます。

乗船時刻が確約されているわけではありませんが大体の目安にはなるので、カナダ船のほうが時間がつかめて利便性が高いかなと思います。ちなみに、アメリカ船でもオンラインでチケット購入はできますが乗船時間の指定はできません。

結局どちらの船がおすすめ?

早く運航を始める国の船に朝イチで乗るのがおすすめです。あいまいな答えですが、これは季節によってクルーズ船の出航時間が変わることが要因です。

例えば、夏はカナダ船がアメリカ船よりも30分早く運航を始めますが、9月以降になるとアメリカ船のほうが早く始まります。我が家がナイアガラに行った6月は、カナダ船がアメリカ船より早い8時30分から動いていたのでカナダ船(ナイアガラ・シティ・クルーズ)を選びました。

カナダ船(ナイアガラ・シティ・クルーズ)
アメリカ船(霧の乙女号)

クルーズ船は人気アトラクションで、11時頃、夏はもっと早くから行列ができることが多いため、なるべく早い時間帯に乗るのをお勧めします。待ち時間は20分~60分と日によってばらつきがありますが、基本的には朝イチか最後の便あたりが比較的混みにくいそうです。ちなみに、12時頃のアメリカ側の様子がこちら。

途中ぐねぐね曲がりながら、写真左側に向かってずーーーーーっと行列ができていました。船のチケットを買う人、乗る人で大混雑で、この日は「チケットを買うのに1時間待ち」と言われていました。

「混んでて乗れなかった…」なんて悲しいことにならないように、出航時間が早いほうの船に朝イチで乗り、やりたいことはさっさと済ませてしまうのがおすすめです!

ゆき
ゆき

どうしても朝イチが難しい場合は、時間指定チケットになっているカナダ船のほうが効率が良いと思います。

クルーズ船体験談(カナダ船)

いざクルーズ船へ

ナイアガラ・シティ・クルーズの受付はレインボーブリッジを背にカナダ滝に向かって歩いたところ、白いヨットのような建物が目印です。窓口で当日チケットも購入できます。

我が家は8時30分~9時30分のチケットをあらかじめオンラインで購入し、当日は9時に乗り場に到着しました。本当は8時半の1便に乗りたかったのですが寝坊しました。さんざん朝イチがおすすめと言っておきながら(笑)それでもこの時間ではまだ待ち時間ゼロ!すーっとクルーズ船乗り場まで降りていけました。

雲のように見えるのはカナダ滝の水煙

人の流れに乗ってクルーズ船乗り場まで降りていきます。乗り場まで降りると飲み物や軽食を売っているカフェや飲食スペース、ちょっとしたお土産スタンドがあってここでゆっくりすることもできます。ここからはアメリカ滝がよく見えます。

クルーズ船の入り口で赤色ポンチョをもらえます。濡れると困るものはポンチョの下に入れ、なるべく隠せるところは隠しましょう。私たちは斜め掛けバックの上からポンチョを羽織りました。ちなみに船へ持ち込める荷物は17.8×38.1×40.6cmまでのバック・リュックなどで、スーツケースやなどの持ち込みはできません

いざ滝へ

クルーズ船のおすすめ乗船エリアはこちら。

びしょぬれになりたい方→2階デッキ、船の正面やや左
絶対に濡れたくない方 →1階室内

滝の威力を最大限に体感したい方はクルーズ船のデッキにあがり、船の正面やや左側に立つのがおすすめです。船はアメリカ滝、ブライダルヴェール滝を左手に見ながらゆっくり進み、カナダ滝の前で停泊します。結局はUターンして戻るのでどこに立っても同じ景色が見えるのですが、帰る時は速度を上げてすーっと帰ってしまいます。

滝の勢いを体感したいという方は船の左側に乗って、ぜひびしょびしょになってください(笑)靴やズボンは本当にずぶぬれになるので、履き替える靴を持っていくか、濡れてもいいサンダルなど(でも脱げない)で乗船するのが良いと思います。

ゆうさん
ゆうさん

体が冷えるくらい濡れましたよ~(寒がり)

アメリカ滝

船がいよいよ出向し、まずはアメリカ滝に近づきます。この時点ですでにミストサウナに入ったかのように細かい水しぶきが飛んできます。アナウンスで何やら解説も流れていますが滝の音がすごすぎて全く聞こえません。

アメリカ滝とブライダルヴェール滝

アメリカ滝を越え、ブライダルヴェール滝が見えてくると、風の洞窟(Cave of the Wind)を楽しむ黄色ポンチョの人たちが見えます。風の洞窟はブライダルヴェール滝の滝つぼ近くまで降りていける、アメリカのアトラクションでこれも大人気です。柵を越えて遊歩道に打ち付ける滝に、自らあたりに行っている黄色ポンチョがたくさんいました。みんな濡れるの好きだなぁ…と言いつつ、私たちもデッキ左側に陣取りました(笑)

カナダ滝の馬蹄形が見えてきた

そんな景色を横目に船はカナダ滝に近づきます!アメリカ滝の9倍の水量と言われるカナダ滝。動画で紹介しますが音がすごいので音声注意です。

カナダ滝の目の前で停泊している時は、風と滝の水しぶきがすごくて目も開けられません。小雨どころではない、本降りの雨くらい水が降りかかってきます。靴やパンツなど、ポンチョから出ている部分はあっという間にびしょぬれです。

滝の音もアメリカ滝の比ではなく、声を張り上げないと近くでも会話ができません。こんな滝見たことありません、自然ってすごい…

カナダ滝の目の前で停泊すること6分、船はUターンを始めました。止まっていた時間は10分もありませんでしたが、もっと長く感じました。滝の勢いがすさまじく、立っているのも大変だったので「まだ戻らないのかな…」と思いました💦アメリカとカナダの国境の橋、レインボーブリッジを正面に見つつ船は戻っていきます。

レインボーブリッジ

帰り道、アメリカ滝の前を通る時には虹が見えました✨滝の周りはあちこちに水しぶきが舞っているので晴れている日はいくつも虹を見られます。大小様々な虹、運がよければ二重の虹も見られるかもしれませんので、ちょっと遠くに目をやって虹も探してみてください🌈

ゆうさん
ゆうさん

いや~しかしパンツ(下着)まで濡れました💦滝の迫力は想像以上でしたね~

まとめ:クルーズ船に乗ってみて

ナイアガラに行く前はどのアトラクションにするか悩んでいたのですが、クルーズ船にして良かったです!風の洞窟など滝に近づけるアトラクションは他にもありますが、3つの滝すべてに正面から近づけるのはクルーズ船だけです。初めてナイアガラに行かれる方は、まずクルーズ船から体験してみるのが良いのではと思います。

繰り返しになりますが、どちらの国のクルーズ船に乗るにしてもなるべく早めがおすすめです。カナダ船は10時になると1つ船を見送らないと乗れないくらい混雑し始めていました。

レインボーブリッジからはクルーズ船が良く見えます

まとめ

この記事ではナイアガラの滝クルーズ船体験談を紹介しました。

おすすめ度:★★★(おすすめ!定番はやはり定番のよさあり!)

  • 全ての滝に正面から近づけるのはクルーズ船だけ
  • 近づいたからこそわかる滝の迫力・自然の威力
  • びしょ濡れどうし、船の上は謎の一体感

ナイアガラの滝は遠くから眺めるだけではなく、ぜひ近づいてその迫力を体感してみてください。みんなで「きゃーきゃー」言いながらびしょ濡れになり、クルーズ船の帰り道は謎の一体感が生まれます(笑)写真を取り合ったり、「虹が出てるよ」と教えてもらったり、崩れた髪と顔を見合わせながら一緒に笑えるのも良い経験です✨

ただし、どのアトラクションでもちょっと濡れるどころではすまないので、気温によっては着替えを持っていくのをお忘れなく!

ここまで読んで頂きありがとうございます。

この記事がお役に立てれば幸いです☺

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